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Channel: Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1
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ボディの加工Ver.4

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今日は降水確率が高めながら雨は降っていませんが、外は結構寒いですね。
風も強めですが・・・元気の良い!?私の母は畑でラッキョウの草取りをしてくれています・・・本当は少し見習わなければなりませんね~。

よって外の作業は中止しまして中で大人しく製作をしております。
まあこれが本業なので優先事項ですね(笑)

さて本日の製作ですね。
再びと言うか三度と言いますかまたボディを切っています。
昨日はコクピットの部分のパネルをボディに合わせましたが今日はその前側のミッションとクラッチの部分のパネルをボディに合わせる事に致します。
ここから前側はエンジンの付属していないウェスタンモデルのキットでは分割線の位置がちょっと違っている様で実際の線よりも少し後側をカットします。
つまりこの右側のカウルがクラッチとミッションのスペースという事になります、左側はエンジンですね。

そしても一度カットします。
エンジンの部分とその前側のカウルの間にも分割線が有る様なので・・・も一度カットした訳です。
でも切る位置を少し勘違いしてしまいまして細切れになってしまった・・・
あ~あ、どうしよう・・・
なんて事はございません長さを調節する為に敢えてカットしました。
曲がった部分では長さを延長するのが難しくなるので真っすぐな部分でカットしてラインを合わせてつなげば良いのです。

コクピット前側のミッション部分のカバーですが鋸で切り離した時に鋸の刃の幅だけボディが無くなってしまっていますのでその寸法だけ真鍮板で足してやらないといけません。
本当はその寸法だけで良いのですが誤差が出たりして足ら無くなると困りますので少し大きめに足しておきましょう。

余分なメタルを削り取りましょう・・・
持ち手が十分でないので指が痛くなりますが、じっと我慢ですね。

そしてコクピット前側のカウルが乗る板を作ります。
本来なら先ほどのカウルに真鍮板をハンダ付けしてゆけば出来るのですが左右のバランスとかが取り難いので下側の板を作に作っておいてからカウルを削って載せようという事に変更しました。
先に下の板を作ります。
板は0.5mmの真鍮ですが両側の段差が1.0mm有りますから当然ながら段が大きめに出ていますね・・・このままじゃあちょっとまずいでしょう。

両側のフレームに当たる部分に0.5mmの真鍮線をハンダ付けして高さを合わせましょう。

先ほどの板の上にカウルを載せてみますとこんな感じですね。
なかなか良さそうですね・・・
微妙な段付きは最終的にポリパテで調整致しましょう。

その前に・・・コクピットのカウルの前後も0.5mm程度(鋸の刃の厚み分)長さを長くしておきます。
切られて切り子になった部分ですね。
下は前側・・・

そしてこちらが後側ですね・・・
同じ事の繰り返しはなかなか面倒な物ですがきちんとしておかないと後で必ず問題が出てくるのです。

ミッションカウルの後側も長さを調整します。
ここに真鍮線を取付ける事でエッジを薄くしても強度が上がりますから・・・やらないよりもやった方が良いと思いますよ。

ミッションカウルの上側の部分と下側の真鍮板をハンダ付けします。
下側は未だ板のままですので上側のミッションカウルをハンダ付けしようと思いますとパイプ状になっていますから内側までハンダゴテが届かないのです。
仕方が無いので四隅だけハンダを流して仮固定したら、底板になる真鍮板を糸鋸で切断します。
この時にダイヤモンドカッターなどを使ってリューターで切ろうとしますと走ってしまって思わぬ怪我に発展する事が有りますからここは地道に・・・糸鋸ですね。

次は・・・
先ほどの画像と同じ様な部品が出てきましたが・・・何かの間違い?
いやそうじゃ有りませんよ。
この部品はエンジン部分のカウル用に作ったパネルですね。
先ほど切った物と同じ部分・・・つまり底板になるのです。

こんな感じですね・・・
ミッションカウルの前側にセットしてみました・・・この上にエンジンカウルが乗るのです・・・が
このエンジンカウルはエンジンをクリアーする為に100%真鍮板で作らなければなりません、よってここからは前側を先に作ってきてエンジンカウルで寸法を調整してゆく方法を予定しています。
明日からは前側ですね・・・。

ボディの加工Ver.5

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今日は天気が良かったけど風は冷たいですね。
午前中は畑に出ていましたがブルーベリーの植え替えをしていますと暑くなってきまして服を一枚ずつ脱いでゆく様な場面も有りましたが、基本的には冷たい風が吹いていましたね。
明日は雨が降りますが気温も上がってくる様ですのでまた草が生えてきそうな予感がします・・・。
ア~!明日は誰かさんの誕生日でしたね、子供たちは覚えているのでしょうか??
今夜のうちに内緒で連絡しておいた方が良いかな~(笑)

さて製作ですね。
今日からはボディ前半部分の製作を行なう予定だったですね、これから製作する部分が一番難しい部分になりますから気を抜けないですね。
実車のノーズはこんな感じです・・・
私のイメージでは尖っている雰囲気なんですが・・・鋭く尖っている訳でも無いですね。
意外と厚みが有る様にも見えます・・・しかも牽引フック付きですね。
確かキットには無かった様な気がします。
後で取付けられたのかな??
後で古いモノクロの画像も見てみましょう。

まずノーズ部分の上下寸法が不足していますので1.0mmの真鍮角線をろーるで0.8mmまで潰します、潰しますと幅は少し広くなりまして1.4mm程になりますからこの不足分に丁度良い感じですね。
この部分の形状が元々歪で寸法が揃っていなかったんですね・・・上下に真鍮角線をハンダ付けして寸法を揃える事が出来ました。

次はフロントエンドのラインを出す為にメタルを盛ってゆきます。
このメタルはもちろんボディと同素材の物を使っていますので大きくヒケが出たりする事は無いと思います。
削って形状を出すのですが、少し大きめに盛っておいた方が後で盛り足す事が無くて良いですね。

本来なら盛った部分を削ってその後の作業に移るのですが、今回は順番を変えてノーズの横幅を若干調整致します。
ノーズの側面の板を切り取る様に鋸を入れています。
鋸の刃の分だけ狭くしようと言う事ですね。

下側に追加した真鍮角線もハンダ付けしていますから角はボコボコになってしまいました・・・酷いですね~(笑)
しかし残った面の寸法がきちんと出ていればこの状態は間違いでは有りません、削りを一度にした方が重複した削りをしなくて良いので全体として時間短縮につながると思います。
仕事で作ると言う事は時間との戦いでもありますし出来た物も相応しい物でないといけませんからそのバランスは非常に難しい今回の様に余分な仕事(重複した部分ね)はしないし時間も短縮出来る事で有れば一番良いのです。

ザックリと荒いヤスリで削ってみました・・・そして下側はこれもまた荒いペーパーを使って下面を整えております。
角度も少し変えたかったのでこの時点で変えておきましょう・・・。

作り直したノーズを車体に取付けてみました・・・と言っても載せただけですけどね・・・。
なかなか良い感じになったんじゃないかな~。
ボディの角が少し鋭い様です・・・少し硬い感じがしますね。・・・が最終的に少し削って丸みを出すかもしれません。
まあ塗装の具合も有ります、実際に塗ってみないとその丸みはわからないかもしれませんが・・・サフを入れた時点で決めようかと思います。

フロントノーズの小変更です。
資料画像を見て確認しましたがボディからフロントアクスルが出てくる穴の後側にノーズの分角線が有る様でして今のままでは分割線が前側になってしまいます。
なので少し延長して分割線を後側に移しましょう。
0.8mmの真鍮板を4.0mmの幅でカットした物をハンダ付けします。最初にハンダ付けをするのは両端の部分ですね。
何故両端なのかって?両端の部分はハンダゴテからの熱が回りやすいのです。
ダカ多恨な場合必ず端の部分をハンダでとめてみます。
付け直しで剥がす時も簡単ですしね・・・。

アクスルが出てくる穴は下側が四角く穴が開いています、上側はアクスルの逃げなのか丸い穴です。
丸い穴を作る為に真鍮板を削った物をハンダ付けします。
他にも良い方法が有るのかもしれませんが・・・穴のまわりの強度も加味してこの方法になりました。

この小さな真鍮板もピンセットで挟んで固定しておきまして角の部分にハンダを流して仮固定、その後位置関係を直しましてから本付けをします。
余りハンダゴテを当て過ぎますと他の部分が溶けてしまいますから注意は要りますね。
まあ慣れればそう難しい物じゃないですよ。
道具に慣れる事が一番近道かな・・・いくらよい道具が有っても使え慣れて初めて自分の道具になるんだな。
ハンダゴテも旋盤もフライスも全部一緒なんだな~。

余分なハンダを削ってザックリと仕上げたら下側は完成!
でも実はここからだったりするんですよ。
この上の複雑な造形部分を何とかしなきゃね~。

切り取っていたこの部分を再びハンダ付けします・・・角度が変わらない様に十分注意してね。
写真を撮り忘れて全周に渡ってハンダ付けした部分しか画像が無いですが最初は一ヶ所ハンダ付けをして調整をしますよ。


丁度ここで時間が来てしまいました。
この続きは明日の更新で・・・



ボディの加工Ver.6

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昨夜から雨が降っています。
時には少し強めに降ったりかと言ってアトリエから見ている限り止んだ事は無かったと思います。
降ったり止んだりというのはよく有るのですが・・・ず~っと降っているのは珍しい。
雨が降るとその後暖かくなって芝が延びてきます・・・。
この2週間くらいで少し緑が強くなった様な気がします。
昨年の今日は芝を刈ったらしい・・・まあその時は枯れた芝を取り除く感じだったのですが・・・芝に関して言えば昨年に比べて今年は少し早い感じがしますね。
また雑草も伸びるだろうね~

さあ製作をしましょう!
昨日加工していたノーズ部分ですがエンジンの為のバルジ部分をハンダ付けしていましたので余分なメタルを削っておきました。
まだ他のパネルとの削り合わせが有りますのでこれで完成という訳にはゆきません、あくまでもざっとした加工になります。

次のパーツはノーズの後側のパネルを作る事になります。
まずサイズを決めなければなりません幅はフレームの幅で決まっていますのでここで決めたいのは前後長です、この寸法はノーズを付けてその後側のエンジンのカウルのスペースが決まらないと決められないのです・・・そんな訳でやっと寸法を決められる訳ですね。
丁度良いサイズに真鍮板を切っています、高さが低く落ち込んでいる理由は以前書きましたね、これもいつものように0.5mmの真鍮線をハンダ付けしてゆきます。
縦横が同じ様な寸法なので取り付け方向に→を付けておきました・・・つまらないミスをしない様にしておく訳ですね。

ノーズを取付けますとこんな感じになります。
ノーズ側のカウルの上側が少し寸法不足に見えますね~何かしら考えなければなりませんね~。
他には問題が無さそう・・・

フロントカウルのこの上側の部分はエッジを出す為に真鍮線をハンダ付けする予定にしていました、しかしちょっと寸法が窮屈になりそうだったのでやめていたのですが・・・上側が少し寸法不足の為に当初の予定通り真鍮線を取付けました。

エッジに真鍮線をハンダ付けしてからエッジ以外の部分をリューターで削っておきます・・・。
まあこれも最終的な様子がわからないので仮の姿になるかもしれません。

いよいよその後側のパネルを加工します。
奇麗なラインでノーズからボンネットまでつなげる為には少し寸法が足らないのでここにメタルを盛ります。
最初は変形しない様に何ヶ所かとめてゆきます・・・これはあくまでもバランスを見ながらですね。

隙間に全てメタルを溶かし入れました・・・しっかりと溶かしていますのでスがは入る様な事は無いですね。
意外と原型を保っているのはハンダ付けが巧いから?(笑・・・自画自賛とも言います)

ちょっとわかり難いですが・・・こちらも後側のエッジを強化する為にエッジの部分に0.5mmの真鍮線をハンダ付けしました。
ですから一つ上の画像と比較して後側が大きく溶けていますね。
撮影の方向が逆だったですね~ミスですね!(笑)

大きく盛り上がったメタルをリューターで削っております。
まず外側をザックリと削って・・・続いて内側も削っています。
まだおおまかな作業になります・・・。

メタルをザックリ落としたら所定の場所に載せてみます・・・
まだザックリした加工だからどうとも言えないかもしれませんが・・・。


困難な作業が多くなってきましたから製作の進み方がまた遅くなっていますね~(爆)
まあ仕方ないよね~ここが一番難しい部分だからね。

ボディの加工Ver.7

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午前中は曇っていたけど午後からは良い天気でしたね~これは全国的かな??
風はまだ冷たいけど・・・この時期の気候としてはまずまずの天気と言えますよね~。
本当なら午前中は草取りに外に出ようと思ったのだけど朝方結構強い雨が降ったので芝生が水を含んでいましてずぶずぶなのでやめました。

と言う訳で製作を始めましょう。
昨日途中まで加工した前から2番目ののパネルなのですがまだ真鍮板と一体化していなかったので今日はその一体化からですね。
もちろんハンダ付けで取付けます。
ここが荒削りなのは理由がありまして3番目のパネルがエンジンの真上のパネルのなるのですがこれとのつながりを調整をしなければならないのです・・・だから少し大きめにしたままにしてあります。
仕上げが荒いままなのもその為です。

これから3番目のパネルを作りますがまず一番下側になる三角の板を切ります・・・
ハサミで切れば必ずこの様に丸まってしまいますよね。

その丸まった真鍮板を叩いて真っすぐに致します。
叩いて行けばここまではなりますよね・・・問題はこちらの向きの曲がりですね。

でも叩いて行けばこんな感じに真っすぐになりますよ・・・簡単ね!

仮にエンジンを載せてみました・・・
このエンジンはパンドラモデルのブルーバードに載っていた物ですから大きさとか形状は合うはずも無い・・・
マフラーの位置や向きに問題が有りますからそのままではちょっと不可能ですね。

今日は思い切って・・・切ってしまいました。
どうせ作り直しになりますから・・・。

せっかく真鍮板を切ったのですがここでもう一度実車を観察してみましょう・・・
Lさんから送って頂いた写真はこの大切な部分を大写しにしたものが有りましてね。
よく見ますとこの部分の下側には大きな穴が空いたままになっています。
この画像ではエキゾーストが外されていましてエキゾーストポートの穴にはメクラ蓋が付けてあります・・・と言う事はエキゾーストはエンジンのヘッドからエキゾーストが出てフレームの内側を通って車体の下側に排出されるのでしょう・・・よって左右の4つのシリンダーからの排気管はどこにも見えないのです。

排気管を切ったエンジンを車体に載せてみましたが、高さが低過ぎたので下側に木片を置いてみましたがもう少し高さが足らないね・・・。

他のパネルを載せてみました・・・全体の感じを掴みたいからですが・・・やっぱりエンジンの高さを決めてやらないとどうも形状がつかみ難いですね。

エンジンの高さを決めるのにボディ下側のパネルが必要になってきますね・・・。
先にボディ下面のパネルをつくっておきましょう。
厚みは1.0mmなんですが素材は何が良いのでしょうか?
塗装で仕上げるなら真鍮が良いかもしれませんが金属色の仕上げならアルミか洋白ですね・・・
実車の材質は・・・?ですが軽量化を考えるとやっぱりアルミの質感が良いかな~と言う事で。
鋏で切るとどうしても曲がってしまいますからやはり叩いて修正しなければなりません。

大きさはこんな感じで良いかな??

アンダーパネルの下側に車名などの文字を入れたいのですが・・・なんて書いておくと良いだろう・・・。
実車画像を見ていると・・・多分記録を達成した後で展示されたんでしょうか?
こんな画像が有りました・・・これを頂きました(笑)

刻印を使って一文字づつ打っておきました。
曲がらない様に文字を打つ為にはスチールの定規をガイドにして打ちました。
マジックの線は高さを確認する為です、これをガイドにしている訳では有りません。

最後に表面を磨きまして・・・


今日は少し回り道になってしまいました。
明日はシャーシのアンダーパネルを止めるステーを作って取付けたりアルミのアンダーパネルを取付けてエンジンの高さを決めてボディパネルを完成したいですね。

3台セットネームプレートの準備

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今日は天気が回復して暖かな一日でしたね。
こんな日は少しドライブをしたくなるのですが、じっと我慢して仕事ですね。
大変お待ち頂いているお客様もいらっしゃいますのでね~、少しでも早くお届けしなければ・・・。

さて先日配置を考えていたGTOの3台セットですが配置が決まりましたのでネームプレートを作りましょう。
アイドロンの完成品のプレートをそのまま付けても余り面白くないですね、ですからここはオリジナルのプレートを準備しておきましょう。
大きさはアイドロン用の物と同じ大きさにしておきます・・・こんな時に私がミスをしたプレートが役に立ちますね。

早速刻印を打ってみました・・・
如何にもハンドメイド的な雰囲気が漂っています、それが好みかどうかはお客様によりますからご覧頂いてからご依頼者様の目の前で取付けましょう。

次に作ったアルミプレートを磨きましてクリアーで塗っています。
ここで塗っているのはラッカーのクリアーなのです。
理由はこの後フェラーリの盾のマークのデカールを1枚貼ります、乾燥が終わったらウレタンクリアーでコートします。

展示ベースの板も塗装中です。
仕上げは艶消しにしようかと思います。

さてこの商品は19日にご依頼者の方がいらっしゃいますので準備しておかなければなりません・・・はたして喜んで頂けるのでしょうか・・・!?
既にクリアーのカバーは発注済、外箱はいつもの友人に桐の箱を作ってもらう予定です、3台セットはちょっと大きいので紙の箱という訳にはゆかないのですよ・・・・。

アンダーパネルの取付け

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今日の天気は夕方に更新した3台セットの方で書いたのでここではスルーです(笑)

いきなり製作ですよ!
昨日はシャーシのアンダーパネルを作ったのですが、作った物がそのまま付く訳では有りません。
シャーシの方に取り付けステーを付けなければならないのです。
そのステーですが余り薄い物ですとビスを締めた時に歪んでしまうんですね。
それでは正確な位置にアンダーパネルが付かないのです。
ですので使った素材は1.0mmの真鍮板です、穴は一つのステーに2つの物が2台分で4枚、ビス穴が1個のステーは同じく2台分で2個作ります。


ネジの下穴は1.7mm
真鍮板にポンチを打っておいてフライスをボール盤代わりにして穴を開けます、さすがに1.0mm真鍮板に1.7mmの穴を開けるのはピンバイスでは手が痛いですからね~。

せっかく1.0mmの真鍮板を使ったのでナットをハンダ付けするのでは無く2Mのビスに合ったネジを切ります。
これはハンドパワーですよ(笑)

ステーをシャーシに当ててみますとこんな感じですね・・・こちらはフロント側です。
穴が二つあるのは一つはアンダーパネルをシャーシに止める為の物、もう一つは展示ベースに車体を止める為の物ですねどちらも兼ねますから強度は必要になりますよね。

後側はここに付けます。
この上にはガソリンタンクが来ますから目立たない部分ではないかと・・・。

ハンダ付けをしました。
さすがに1.0mmの板ですから熱が必要ですね、ゆっくりと熱を伝えてしっかりハンダを溶かします。
シャーシ側は板厚が薄いので熱は回りやすいですね。

上から見ますとかなりハンダが流れている様に見えますが下側はこんな様子です・・・これならハンダを削らなくても良いので楽が出来ますね・・・(笑)

後側は上からではハンダゴテが届かないので下側からハンダ付けしました、まあそれでも奇麗に流しますと削る量は少ないですね。

アンダーパネルに穴を開けました・・・
パネルは作ったのですがまだ穴を開けていなかった・・・全部で5個の穴を開けました。
シャーシとの間の止めビスは皿ビスを使いますからアルミ板の方にえぐりが必要になります。

いろいろ検討しますと・・・中央の止めはこの位置しか無くて・・・Rが無くなっちゃいました・・・あ~あ!

アンダーパネルをシャーシに止めてエンジンを載せてみますとエンジンが2.0mm程低い・・・
低いと何故良くないのか・・・左右に出ているシリンダーがボディの形状よりも低い位置に出てしまうのです。
中央は低い方が助かるんですけどね・・・
そこで2.0mmの真鍮板を切って削りました・・・

エンジンの下側に仮組してみますとこんな感じ・・・左右のシリンダーの位置も良い感じですね。
これなら何とか収まるかも・・・。

シリンダーヘッドを加工します。
シリンダーヘッドはまだパンドラモデルのままでしたがご依頼者の方に送って頂いた画像からカムカバーの形状が違う、また幅も少し広く感じる事にも気が付いておりました。
なので削って加工します・・・
幅も少し狭くして・・・
カムカバーとシリンダーヘッドの間の筋彫りを入れる為にトースカンで線を引きましょう・・・

引いた線に沿って超硬タガネを使いまして掘ってゆきます・・・
右の物が筋彫りを入れたもの左側の2つは未加工ですね・・・これから線を来ますよ。

ちなみにエンジンの実物はこんな感じです・・・展示用のエンジンなので奇麗ですね。

シリンダーヘッドをシリンダーブロックに取付けました。
シャーシに積んでみますと・・・良い感じじゃないですか?
何か一層それらしいじゃないですか・・・・!?

Danhausen's World Modelcar Catalogue 1979

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モデルカーの製作以外のカテゴリーのお話を書く事が多いこの「その他」のカテゴリーですが、今日は古いモデルカーのカタログについて書いてみましょう。

実はこの本は鳥取県境港市のDさんが『まあちょっと見てみて下さい』と先日持って来て下さったもの・・・
1979年のプラモデルから1/43の完成品ミニカーやキットダイキャストミニカー・・・働く車や別売りのホイールまで網羅したカタログになっています。
Dさんは多分当時は高校生か!?中学生・・・では無いかな・・・(笑)
だったらしくこの本を見ながら妄想を膨らませていたと言っていらっしゃいました。
その後結婚されたりしたのでこの本はず~っと行方不明に

先日1/12のフェラーリ250GTOをお買いになった時に「絶対どこかに有るはず」と言っておられたのでかなりお探しになったんでしょうね~ついに発見!!と一報がは入っておりました(笑)

私も拝見させて頂く事を楽しみにしていました。

外観はこんな感じで・・・D少年が妄想を膨らませた為に(笑)表紙は結構痛みが有りますが一人の少年に夢を与え続けた本だったのです。

中身をパラパラとめくって見ていますと日本のプラモデルはバンダイ/エーダイグリップ/ドウユウシャ/ENTEX/フジミ/学研/グンゼ産業/イマイ/LS/大滝/ニチモ/ニットウ/マルイ/ミドリ/ミツワ/ナカムラ/タミヤと当時存在したプラモデルメーカーは全て載っていました。
知っているメーカーで載っていないのはマルサンくらいでしょうか・・・多分マルサンは1979年の時点でもう無かったのかな?詳しい事はよく知らないので・・・間違っていたらごめんなさいですね。

中にメタルキットの所が有りましてこんなのが載っていました・・・

AMR ClassicとしてTR-3が出ているのですね・・・
随分前にメタル43のキットをご紹介致しましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか?
しかしあのキットはミニチャンプスブランドでしたからこのAMRクラシックとは別物かもしれませんね~。

多分この本に出ているキットはこちらかと思われます。

こちらのキットは少し前にEbayで出ていた物で友人に代理落札してもらいました。
中身は・・・

シャーシ側は・・・

その他のパーツ・・・

後方から・・・(笑)

シャーシの裏の文字は違いますがフロントアクスルを支える部分の形状とかそっくりですね・・・シャーシから直接モールドされているエキゾーストも同じ感じです。
ボディのキャストの奇麗さもやはりAMRとおもわれますが・・・シャーシの裏にはAMR出身を証明する物は有りません。

恐らく(想像ですよ!)これが初期のAMRクラシック?でしょうか??
AMRクラシックとしては一番最初の物らしいので・・・まだAMRの文字を入れていなかったのかも・・・なんて妄想をしています。
完成するとこんな感じになるそうです・・・

他にも興味をそそる物が・・・
AMRブランドでアルピーヌA110のツールドコルス1975年が出ていたのですね・・・しかもキットで。
これは全く見た事が無かったですね~。


他にも

とか・・・


ウ~ン見ているうちに妄想に入ってしまうのはDさんだけでは無かったですね・・・

この古いカタログ「恐るべし!」でした(笑)

ボディの加工Ver.8

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Golden Arrowのボディ加工は今日で9日目になってしまいました、如何に大工事になっているかわかりますね。

でもまだまだ終わりそうに有りません・・・・・・そろそろアルファロメオT33かアトランティックの方に移りたいのですが途中で止めておくと忘れてしまいそうでしてね、やはりボディが一段落する部分までは続けておきたいですね。

そんな訳で・・・今日は一番の山場かなと思われる仕事です。
Golden Arrowの製作オーダーを最初に頂いたSさんからはフルディティールで・・・と言われているのですが、追加でオーダーを頂いたLさんにはカウルがちゃんと脱着出来るならば作って欲しい・・・とご依頼を頂いていますのでなかなかプレッシャーがかかります(笑)
まあそれは以前ブルーバードをご依頼頂き納品させて頂いたSさんも言葉に出してはおられなかったけど同じ気持ちである事は十分理解出来るので同じプレッシャーの中で製作を続けております。
その様な意味ではここ数日が山場の作業なんです。
外観を犠牲にしない様にカウルを脱着しなければなりませんし中には入っているエンジンも同じ事ですから・・・多少の大小はバランスを取りながら制作を進めなければならないのです。
まだ切っていないボディの方でマスキングテープにより型紙を作ります。

これを真鍮板に貼って切り出して曲げますと・・・画像は一枚しか無いのはその余裕が無かったから・・・(笑)
何とかシリンダーヘッドをカウルの中に納める事が出来ました・・・まだエキゾーストは考えてないのですが・・・。

このままではこの真鍮製のカウルを支える部分が有りませんから前後のカウルに受けを作りましょう・・・。
受けは本来ボディの下側に取付けてあるフレームがその役目をしますがここに受けが無いとボディの表面を合わせて研磨する事が出来ないので仮の物になるかもしれませんね~。
ボディの支えになるフレームを作ってもお客様の元で扱いが簡単になる様にこの受けを残しておいた方が良いという判断になれば残す事になるかもしれません・・・全体のバランスを見ながら考えましょう。

さてボディ加工ですがここまで来て少し問題が出てきました。
コクピット前側のパネルのセンターが少しズレています0.5mm程でしょうか・・・
エンジンのセンターを出してカウルをかぶせるとどうもこのパネルとの接続が巧くいかなくて発覚しました。
仕方が無いので左側の部分に鋸を入れて切断し・・・

メタルでハンダ付けしました。
幸いにも?シャーシ側とは瞬間接着剤で仮固定していますので切っても分解しないのです、左に0.5mm程ずらしてハンダ付けして寸法を元に戻しています。
そう思って切っていないボディを見ますとやっぱり少し曲がっている様な気がします(笑)な~んだ元からですか・・・。
まあワックスで原型を作っている時代なので仕方ないですね。

わかり難い画像ですが昨日作ったエンジンカウルの中央部分の加工をしております。
どんな加工なのかと言いますとこの部分には中央のシリンダーヘッドから出て来るエキゾーストパイプを貫通する穴を開けておきたかったのです。
もちろん後でも良いのですがカウルの素材が0.2mmの真鍮板なので穴を開ける時に変形してしまう可能性が有るのです。
ただ今の時点で穴を開けるというのは位置関係がズレてしまう恐れも有りますから多少のリスクは有りますが・・・まあリスクの無い作業は無いと思いますからなるべく少ない方向で製作を致します。
穴は長穴ですから両端を丸ヤスリで削っておいてその間を鋏で切っています、この場合小さくて使い難かったタミヤのエッチング鋏が初めて役に立ちました、刃先が曲がっていてオフセットしていますのでこの場合はなかなか具合がよろしい様です。

ボディは斜めエンジンは真っすぐなので出てくるエキゾーストはこんな位置関係になります。
切り欠きの量は前側が大きめ後側が少なめですね・・・。

このエンジンカバーはU型の膨らみが3つ有りますがその間はまた違う面を持った板で構成される事になります。
その板を作りました。
ただの三角形の板ではダメでしてこちらもエキゾーストの出口の影響を受けて少し穴を開けておきます。
最終的にはエキゾーストを通す場合に加工をしないといけないと思いますが、後でヤスリが入る位は穴を拡大しておきましょう。

上から見ますとこんな感じです・・・
この時点で三角形な板は左右とも作って取付けております・・・右側はは穴付き左側は穴無しです。
実車ではこの部分に取って付けた・・・というかやっつけ仕事的な四角い板でエキゾーストの通る穴を小さくしていますが模型的には有るとかっこ良くないので省略します。
余りこだわって取付けますと模型では本当にやっつけ仕事的になりますからね~写真を見た時に「あ~これは・・・」と思ってしまいました。

次の板がなかなか難しいのです・・・
次はその下側の左右のシリンダおをカバーする為のパネルになります。
前側が膨らんで後側が絞られた様な複雑な形状でしかもフロント側とリア側の形状に沿った物でないといけないのでこれは難しいですよ・・・当然エンジンもクリアーしないといけませんから・・・これは難しい。

少しづつ叩きながら形を整えてゆきますエンジンを搭載した状態でボディラインに合ったパネルが出来つつ有りますね。
まだハンダ付けした訳では無く指で押さえてあてがっているだけです。

半分から右側だけボディラインに合わせて削ってみました。
当たり前ですが前後のカウルも一緒に削ってラインを合わせています。
多少調整は必要ですが・・・この時点ではまだ反対側が作ってないので70%程しか合わせていません。
残りの30%は反対側を作ってからですね。

他の角度から見て見ましょう・・・まだまだですね~。

Le Phoenix 1/43 Alpine A110 1600S 1er 2eme Tour De Corse 1970 No.7 No.3

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皆さんは Alpineと言いますとどんな車を想像されますでしょうか?
ルマンで活躍したMk63とかA210系のロングテールを持ったレーシングカーでしょうか?それとも A110 1600SとかGSなどの小粒でもぴりりと辛いラリーカーでしょうか?
僕の場合は後者ですね。
確かにルマンの車という括りで見れば210もMk63も素晴らしい車なのですがまだ想像の範疇だったんですよ。
私がこれらの車を知ったのは中学校の時だったですかね~父親が買っていたカーグラフィックを隅々までなめる様に読んだ時に出ていたのですラリーの紹介の部分にね。
おおよそラリーカーには見えない程車高が低くて小さな車がね・・・
そのカラーもブルーメタリックでおおよそ競技車両には見えなかった・・・
そんな車が速かったんですね~。

まだいまだに僕は1/43の Alpine A110 を製作した事は無いのだけどいつか作ってみたいと思っています。
確かその為にノーマル版(ストリート仕様)アルピーヌと何かのラリー仕様のキットを在庫しているはずですが、今回はまた違う仕様が増えました。
今度の仕様は Tour De Corse 1970なんですね・・・そうずっと昔カーグラフィックで見ていた仕様と同じキットなんです。
今回ご縁が有りまして当方にお譲り頂きました。

値段のタグから見ますと当時メイクアップで買われた物かもしれません、私がプロになった時にまだこのタイプのタグを使っていまして最後のいくつかのキットをメイクアップで買った時には全てこのタグでしたね。
このタグを使う場合上下2段に文字が入るのですが上側は通常商品のジャンルを分けるのに使いますが当時のメイクアップさんはこの部分は使っていなかった。
まあどこで買われた物でも良いんですけどね・・・。


「ジャンクでお願いします」と有ります様にボディはポリッシュしてあった様ですが酸化して元に戻りつつ有りますね。
まあ僕の場合はお手つきでも磨いてあっても全く気にしないのですが・・・中にはそんな事でクレームをつける方もいらっしゃるんでしょうか??

驚いた事にエッチングが2セット入っていますしかも片方は使いかけ・・・サイドウインドウの片側が使ってあります・・・と言う事はもう一個お持ちだった、途中まで作られたけど完成しなかったという事なのかな??
更に言えば残った部品を勿体無いからこちらに入れておかれた・・・と言う事?
その作りかけはもう無かったんですかね~ソの作りかけの方がジャンクでこちらは完品で良いんじゃないですか!?
ジャンクでも欲しいな~(笑)

時代物のキットだからしょうがないけどウインドは少し黄ばみ気味ですね。
なぜか銅線が同梱されていました・・・余りこのキットに銅線が同梱されている記憶が無いんだけど・・・?
タイヤは柔らかく使用可能ですね、ただラリータイヤなら作った方が良いかも・・・。

シャーシやインテリアは未着手でキャストしたまま入っています。

小物部品も袋は入れ替えられていると思いますが揃っていますね。
良い状態を保っていると思います。

デカールもかねがね良い状態です。
まあ使えるかどうかは神のみぞ知るですが・・・一応カーナンバー7番と3番が作れますね。

ルフ氏にしてはシンプルなインスト・・・

と思ったら違っていました。
リアのシャフトは中央にくの字に曲げてネガティブキャンバーを・・・と書いてあります。
確かにそうなんですが・・・熱い方です(笑)

こちらは塗装とデカールの指示ですが手書きがホノボノとしていますね~。

そしてお譲り頂いた方からプレゼントが同梱されていました。

このネコパブリッシングのAlpineの本は欲しかったけど買い損ねた本の一つでしたね。
今見ますとだいたい知っている事ばかりですが当時は情報があまり無かったからね~。
参考資料に使わせて頂きます、有り難うございました。

ボディの加工Ver.9

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本日夕方からは全国的に荒れ模様の様ですね、当方でも先ほどから雷が鳴っていました。
雨は降ったり止んだり・・・時に強く降ったりを繰り返していましたね~
余り荒れないと良いのですが・・・明日は定休日だしね~ゆっくりと休む暇はないので芝生の草取りをしないといけないのにね~。
随分草が大きくなってきましたからね~(笑)
今日はアトリエの前側を全て完了させました、裏は今日取った分の10倍以上有ります・・・(汗)

さて制作開始です。
昨日までエンジンカウルを真鍮板で作ってきましたがだいたい完成致しましたがまだ調整が出来ていなかったのです、その調整をする為にはカウルが載る部分を作っておかないと本当に形状が合っているのかわからないのです。
つまり指で支えたり持ったりせずに載せただけで形状形状が合っているかどうかが問題なんですね。
と言う訳で前側のカウルに載せる台の部分を作っています。
両サイドの部分は全周に渡ってこの部分を作ってしまいますとカウルを上に抜く場合引っかかって取れなくなってしまいますから上側の1/3くらいで納めておきます。

エンジンカウルの前側と後側を付けておきまして上からエンジンカウルを載せてみます・・・
この何も力がかからない状態でこんな感じになっています・・・

今日は特に何かの部品を作った訳では無く時間のほぼ全てをカウルの調整に費やしました。
最終的には全てのカウルを瞬間接着剤で固定しておいてから全体を削り直すなどという作業が必要になりますね。
そして塗装までにはいくらかのパテを使って面を合わせる作業も必要になってきますが・・・

これで一応Lさんのご希望のカウルが脱着出来る目処がついた様ですね。
次の作業開始の時にはもう一つのボディも切って同じ作業をする事になるでしょう。

Golden Arrowはここで一旦停止してアルファロメオT33/2ストラダーレを始めましょうかね~。
このアルファロメオはボディの修正を行なった所で一旦止まります、その後は再びアトランティックに戻る予定です。

フェラーリGTO Studio_Rosso謹製3台セット

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先日からこのブログに出ていますフェラーリGTO3台セットですが、お客様のご来店が19日と決まりましたのでこれに合わせて仕上げをしてゆきましょう。

今日は上側の特注アクリルカバーが届きました。
サイズが心配だったので塗装の終わった展示ベースにかぶせてみました・・・まあいつものサワダプラテックさんに作って頂いておりますから間違いは無いのですが、台の方が塗装前の寸法で発注していましたので微妙なサイズだったのです。
それに木製の台は空気中の水分で少し大きく膨れたり乾いて収縮したりしますから多少の余裕の有る寸法を設定しなければなりません・・・それが心配だったんですね。

ざっと展示ベースの上に並べてネームプレートと共に配置してみました・・・
250GTOが少し前過ぎるかな~とか考えながら・・・

配置のご希望はメイクアップの3台セットと同じ物でしたので画像を探して配置をしてみました、位置はマスキングテープを使って展示ベースに目印をつけております。
このセットですが発売数が少なかったのかなかなか画像が無いんですよ~。

穴を開けて、裏から2Mのビスで止めてゆきます・・・
さすがに3台も取付けると緊張しますね~ここで失敗したら間に合わなくなってしまいますから・・・

固定が完了したのでクリアーカバーを取付けてみました・・・なかなかカッコ良いじゃないでしょうか!?

デカールの押さえにラッカークリアーをパラ吹きしたまま忘れていましたネームプレートにウレタンクリアーを塗りました。
作ったはずのネームプレートがどこにも無くて少々焦って探していたのは内緒ですよ~
乾燥機の中に有ったのでちょっとホッとしたりして・・・


3時間程硬化させて取付け完了しました・・・
ここはカメラの電池切れで画像が有りません・・・

この後桐の外箱とフェルトを準備すると準備完了となります・・・
Nさん桐箱急がせて申し訳有りません・・・。

自分の出来る事は完了!(笑)

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オリジナルフェラーリ3台セットですが昨日の時点でケースは完成しておりまして、残るは商品を箱に入れる時に傷が付かない様に巻いておくフェルトだけになっていました。
本日は定休日だったので隣町の手芸店へ・・・お出かけです。

手芸店というのは我々男性に取ってなかなか入り難い場所ですね。
若い女性などいようものなら・・・変なおじさん・・・なんて顔で見られている様な・・・。
気がするだけかもしれませんが・・・

他の男性がいないと心細い事この上無いですね・・・(笑)

まあ家内が隣りにいれば少し安心なのですが・・・

そんな決死の覚悟で(爆)赤いフェルトを買って来ました。


そんなフェルトを切ろうとしたら・・・裁ちバサミが錆だらけになっていまして、まずはコレの手入れからですね。
この裁ちバサミですが40年位前から私の手元に有る物でして確か私の祖母(母では無く)が使っていたもの・・・だったはず。
大学に行った時もなぜか机の中の工作道具の中に入っていましてず~っと私が占領していました。
錆を磨いて指を通す部分も錆を落として塗装も剥がして・・・ウレタン塗料のブラックを筆塗り致しました。
最後に刃の部分に錆び止めにCRCを塗っておきました。
切れも良くなったところで・・・
フェルトをカットし・・・

準備完了ですね。
後は外箱が出来るのを待つだけ・・・ゴメンネ~こんな事を書くとプレッシャーがかかっちゃうかな~(笑)

ボディの修正Ver.1

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昨日は定休日だったのだけどやっぱりアトリエに出勤して草取りをしていました。
予報では荒れ模様という事なのでどうかな~と思いながら草取りを開始した所で大粒の雨がパラパラと落ちて来たのでアトリエの中に逃げ込んだら晴れて来て・・・天気が不安定とは聞いていたけど・・・余りにも移り変わりが早いですね。

今日は昨日の荒れ模様からうってかわって暑い日射しが照りつけまして気温は午前中で既に22度を超えていたらしい
ですがやっぱり今日も芝生の草取りから始まりました。

午後からは休日限定のアルファロメオT33/2を少し触りました。
キットの中身はこれだけです・・・

レジンの部品はこの二つだけ・・・かなりあっさりとしていますね。
古いキットだけど当時の評価はかなり良かった様な気がします、実際に友人が作っていたけどかなり良い感じだった。

フロントとサイドのウインドウ関係は形状を変える事がかなり難しいので基本的にこのままの形状で作らざるを得ないのです。
また途中で欲が出て来て直す可能性も有りますが・・・取り敢えずウインドの合わせを行ないましょう。
まずリアから・・・
内側を削ってウインドウがきちんと収まる様に削っています。

何度か合わせては削り、また合わせては削りをトライしました。

サイドウインドウも同様に・・・
そうそうこのウインドの合わせですが今回は4枚のウインドウを1個ずつ切って別々に合わせています。
まとめて一度に合えば良いのですが・・・普通そんなに巧くいく訳は無いですね。

こちらが問題のフロント・・・
ウインドウは奇麗に合いますが・・・この部分を結構削っています。
ウインドガラスとボディの間の段を出来るだけ小さくしたいですからね~。

フロントウインドウはこんな感じです・・・合っているのは有っていますが・・・。
中央部分はもう少しウインドウのRが小さい様な気がします・・・つまり尖った感じですね。
キットはほぼ同じ曲率ですから少しダラ~ッとした感じに見えなくもないですね。
直したい様な気もしますが・・・予算も有りますから・・・難しい判断ですね。

テールの上側には4つのスリットが並んでいまして実車ではそれに平行にボディが切れていますがキットでは中央部が少し長く全体に丸い感じになっています。
キットのボディは逆に両サイドは寸法が小さめ・・・つまり短い感じがしますからそれを削らない様に・・・出来るだけ真っすぐなラインになる様に削っています。

実車の後側の画像は余り良いものが無かったのでわかり難いのですが・・・
こんな感じ・・・キットのテールと比較しますとキットは少しボリュームが無い感じがします。
この部分は少し盛ってボリュームを出してやろうと思っています。

逆にテールランプが付いている面はもっと小さく締まった感じがしますね・・・
まあ写真の写り方の問題も有りますから同じ感覚での比較は出来ないですが・・・
テールランプはボディ面から出っ張っているのではなく面一くらいなのでランプを入れる凹みを掘ってみましたが・・・
上から見た場合の絞りが弱い様なのでこのランプの穴を一度埋め戻しまして絞り込みを大きめにしてからランプの穴を開け直そうと思っています。

ライトはボディと一体のモールドになっていますがこれでは余り感じが良くないので掘ってライトを埋め込みましょう。

取り敢えず掘ってみました・・・

ボディ全体をサンディングしてやるとボディ表面が凹凸になっているのがよくわかります。
だいたいは削って解決の付く物ですが中には削り切れずパテを盛らないといけない部分も有ります。

ということでボリュームの足らないテールの部分や削るだけでは解決出来ない部分にパテを盛っておきました。


ウインドを削っていて気になったのですが模型を作るという事にはいくつか種類が有る様に思えますね。
例えばウインドウの部品がボディにきちんと合う様に削って作るというのは一般的な作り方と言えるでしょう。
私の場合は実車の持つ雰囲気が同じならそのままで作るけどもしも雰囲気が違うならやっぱり作り直したくなってきます、これが仕事で作ると言う事かもしれませんね。
ただ単に部品を合う様にして作る(正しければ良いのですが)と言うのではこの制作記を見ていても面白く無いのではないかと・・・
だから制作が進むとついつい手を入れてしまっていますね(笑)

明日からはアトランティック時々アルファで進めてゆきましょう。
アトランティックはシャーシにボディを積む所まで連続で進めてゆく予定です。
そうしないとエンジンの大きさが決められないからね~。

フロントフェンダー取付け

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今日は大変暖かく風は少し涼しい感じ芝生の上で草取りをするのには丁度良い感じでしたね。
草はかなり生えて来ていますしなかなか取りがいが有りますよ(笑)
広い中庭の1/4か1/5はやっと終わりました。
まだ残りは3/4つまり残っている方が多いです。
早く頑張って取らないと連休になってしまいますね・・・。
まあ当店は連休中のお休みは有りません、連休が終わったらお休みを取りたいと思っています・・・。
ちなみにCafeのスタッフさんはお休みを取らない訳にはいかないので交代で休んで頂こうと思っています。
その間は私が働く事になりそうですね~。

さて製作です。
今日からは再びアトランティックに戻ります。
数日前から仕舞ってあった製作中の物を出してきましてどこまで作ったのか検証しています。
前回のブログを探してみますと3月9日にタイヤをキャスティングした所まで公開しておりますね。

では製作の再開はどこからしようかという事になりますが・・・
ウェスタンモデル製のボディを修正する所からに致しましょう。
ウェスタンモデルのボディは以前1個だけ修正したのを覚えていらっしゃいますでしょうか?
その作業を全てのボディに行なわなければならないのです・・・どこが問題なのかと言いますとフロントフェンダーの内側の低い部分がエンジンとかサスペンションを再現したシャーシにボディを取り付ける際に低過ぎて当たってしまうのです・・・。
だからボディから一旦切り取って整形して付け直す作業をしなければならないのです。
まあウェスタンモデルはプロポーションモデルなのでボディ内側の構造物に対しての考慮はされていないでしょうから仕方が無いのですが・・・。
まずフェンダーをボディから切り離してラジエターの付く部分を真鍮板で作ります。
この真鍮板で作った部分はメタルですと厚みが有り過ぎましてシャーシと当たってしまうのです。

フェンダーの内側の部分と外側の部分に分けて切り離しました

中央の真鍮板をシャーシの所定の位置に当てて曲げておきます。
この部分はかなり微妙な感じでして少しでも狭いとラジエターグリルが入りません、広いとフェンダーの間に隙間が出来て見た目が良く無いですね。

フェンダーの内側の部品をボディ前側の部分にハンダ付けして位置関係を調整致します。
この作業は結構難しい作業になります位置関係を調節するのが余りにも微妙なんですね~

真鍮のセンター部分とフェンダーの内側の部分ですが少し寸法が足らないので真鍮線をガイドにする為にハンダ付けを行なっておきました、この後このガイドに沿ってメタルを盛ってゆきます

左右ともメタルを盛りますとかなり元の形状と違って来まして、この辺りで一度削って元の形状がわかる様にしておかないと心細く感じますね

手前側は今回加工しているボディです、上側は前回加工したボディです
今加工しているボディにもフェンダーのアウター側を仮止めしてみました、前回加工したボディの寸法が参考になります。
ドアの部分やインテークの穴をあけて試作しています・・・この穴を使うかどうかはまだ決めていません、潰して筋彫りだけに戻すかもしれません。
ドアの開口部は少し大きく削り過ぎた様で再びメタルを盛って小さくしたりルーフの穴も開けてから再び裏から塞ぎかけたりと・・・悪戦苦闘が続きますね。

フェンダーのアウター側の高さが決まりましたので本付けしています。
内側からメタルを流す事で隙間の処理をしています。
表から流すとどうしても元のボディラインがわからなくなってしまいますから裏からの作業だけになります

フェンダーの高さを総体的に低くしていますので前端は下に長くなっています、余分な部分は切り取りました

メタルで埋めたフェンダーの隙間を削って整えています、入角は綺麗にラインが揃う様に削りましょう。

あれだけ手間をかけてフェンダーの中央を真鍮板に置き換えて薄くしたのですがシャーシの幅が足らず当たってしまいます。
なのでシャーシの内側を削っています・・・フレームの右側が削った後、左側が削る前です。
よく見ますとCMCのミニカーも当たったらしく削ってありますね~
実車はどうなのでしょう・・・?ここは強度が落ちるので削りたくなかったと思うのですが・・・

タイヤの装着Ver.1

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本日はかなり気温が上がっていた様で外での作業は汗をかく程でしたね。
いつもの様に午前中は芝生の草取りで汗を流しました・・・


午後からは・・・これもいつもの通り製作を始めます。
・・・そうそう昨日の夕方友人が訪ねてきましてこんなエスカルゴを置いてゆきました・・・
脇に有るのはこの所製作をしているアルファロメオT33/2ですね。
大きさを比較しますとこのエスカルゴはかなり大きな事がわかりますね・・・

まあこのエスカルゴがどの様に調理されるかは・・・このブログではご覧頂けない・・・かもしれません。

今日は朝からタイヤの始末をしておりました。
まだキャストをしただけでバリを取り除く事もしていなかったので・・・取り敢えず鋏でカット・・・
数は5台分25本よりもかなり多い感じですが、数はかぞえておりません(笑)


検品をしながら気泡の入った物をはねてゆきます。
例えばしたの画像の様な物は使いません・・・小さな気泡ですが・・・却下です(笑)

鋏でカットした部分を400番程度のペーパーで削っておきましょう。
余り削り過ぎますとトレッドパターンが消えてしまいます・・・から程々にね。

タイヤをホイールに填めて・・・
装着の準備をしました・・・が!


いやいやタイヤは何も問題は無いのですが
タイプ57Gのホイールを何とかしないといけませんでしたね・・・すっかり忘れていました・・・。

ここで考えてしまいまして・・・作業が止まってしまいました・・・
どうやらず~っと2時間くらい考えていたらしくいつの間にか時間が過ぎてしまっていました・・・
スターターのホイールはエッチングが細かくて秀逸なのですが・・・これをこのまま使った方が良いのかそれとも作り直した方が良いのか迷う所です・・・・
これ以上の物が私に出来るだろうか・・・!?


T57Gホイール製作

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今日は朝から雨です。
しかし冷たい雨では無いというのが今までの雨とちょっと違う所ですね・・・
今までの雨は冷たい雨でして如何にも冬の雨と言う感じで寒いだけではなく心まで冷たくしてしまう様な感じがしました。
若い時にはそんな事を感じる事も無かったのに最近の様に畑をしながら過ごす様になるとこの雨の冷たさがよくわかる様になりました。
しかし今日の雨は暖かかった・・・これでやっと春が本格的に来そうなそんな予感がします。

さてそんな雨の中、神戸からお客様がGTOの3台セットを引き取りがてら遊びにおいでいただきました。
O様本日は遠くからご来店を頂き誠に有り難うございました。

ほぼ半日という短時間の滞在でしたが当店でお昼のランチをゆっくりと・・・と思っていましたのに思わぬ混雑で当店のランチを食べて頂けませんでした、大変申し訳ない事でしたが帰りの飛行機の時間も有ったので外食に変更させて頂きました。
決していつも忙しい訳ではございませんので次回はゆっくりと昼食を・・・と思います。
またよろしくお願い致します。

さて夕方からはいつもの様に製作にかかります。
実車のホイールはこんな感じになっています。
ちょっと特殊なホイールですね~
スポークはセンターから放射状にリムへと広がっています。
もちろんこのスポークではセンターを製作に支える事は出来ないので多分ドーナツ型の膨らみを持つ後ろ側のプレートでセンターとリムを支えていると思います、スポークはその補強程度に考えておいた方が良いかもしれませんね。
スターターのホイールは実車と違い2枚のスポークのエッチングをホイールの奥側と手前側とで斜めに使う様になっていますが実車画像を見る限り奥側にはスポークは存在していない様です。
なのでホイールリムは削り直してスポークは組み替えて使う様に考えてみます。

まず一番邪魔になっているホイール裏側のブレーキドラムを切除してしまいましょう。
旋盤で削ってしまいます・・・このスターターのホイールは真鍮にメッキを施した物なので旋盤を使えば簡単に削る事が出来ます。

表裏をひっくり返して表側のリムを0.6mm削ります。
このリムの部分にスポークのエッチングを挟みますが中央は円錐形の挽きものが有りますからそこからリムの奥に向かってスポークが張られている様に見せたいのでリムはなるべく奥側に寄せたいのです。
この時点でこのリムのセンター部分は2.0mmの厚みしか有りません。
つまり1.0mm程でチャックに掴んでまだ削り代をとっていると言う離れ業ですね・・・。
チャックの近くで削らなければならないのでちょっと怖いです(笑)

今度は外側のリムの加工です。
この外側のリムは厚みが4.0mmです、タイヤの必要とするリムの幅は3.0mmなので1.0mm削って3.0mmのリムとして仕上げます。
切削後にチャックから外してしまうと次ぎに掴むのが難しくなりますからチャックに掴んだままで幅を測っています・・・。

今削ったのはホイールの内側のリムなんですが、リムにはミミが付けて有ります。
元々の物は寸法を合わせる為に削ってしまったので中グリバイトを使ってミミを削りました。
内側になる部分なので見え難いかもしれませんが・・・チラッと見えた時の為に削っておきます(笑い)

キットのエッチングはこんな感じです。
スポークの中心の穴が大きいのは内側に付けて奥から手前側に伸びるスポーク、センターが小さい物は手前側に付けて奥側に伸びてゆくスポークですね。
こんなに繊細なエッチングなので変形が恐ろしいですね(汗!)
今回はセンターの穴の小さな物だけを使おうかと思っています。

テーパー状にプレスをしたいのですがキットの通りですとテーパー状にプレスするとスポーク部分が変形をしてしまいますのでこの様に切れ込みを入れておきます。

ABS樹脂のプレス型を使ってゴム板の上でプレスしますと簡単にテーパー状に変形致します。

コチラがキットの部品ですね・・・
円錐状の部品はホイール中央に嵌まる事になります。

嵌めると・・・円錐状の部品が見え難くなりますが・・・ちゃんと付いていますよ。

プレスしたスポークを乗せます。
もちろん中央部が出っ張った感じになる様に乗せていますよ

ついでにスポークがずれない様にセンターのロックを差し込んでおきましょう・・・

外側のリムを嵌めます・・・幅3.0mmに削っていたヤツね!スポークのエッチングの円周状の部分が見えなくなるのでリムを付けた事が分りますがよく見ないとわからないかもね~(笑)

ボディの中にフレームを入れておいた物にホイールを付けてみました・・・まだ乗せてあるだけだけど感じはいい様な気がします。

まだ1個しか組み立てていないので明日は全部で5本組み立てる所から製作開始になりますね。

T57Gホイール製作Ver.2

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本日も雨・・・
Cafeの窓の外に鳥の為の餌台を設置しています。
毎日、パンの耳を細かく切って乗せておくのですが・・・こんなに雨が降る日は外に出るのが大変おっくうになりますね~。
まあ暖かくなってウインドブレーカーも着なくなってしまいますと外に出れば服が濡れてしまうからなのですね~。
でもこんな日は餌台に集まるスズメ達も濡れるのは嫌なんだろうと思います・・・が
やはりお腹が空くんでしょうね~引っ切り無しに飛んで来ては餌を食べています・・・まあ元気の良い事ですね~。
雨は降ってもお腹は空く訳・・・と思わず納得してしまいました・・・

そう言えばこの1週間位少し大きめのイソヒヨドリは来なくなってしまったですね~北の方に渡って行ったんでしょうか?

午後からは安来市文化協会の理事会だったりして仕事を中抜けして行ってきました。
この時期総会が近くなりますといろいろと忙しくなりますね~。
3月から4月は年度末だったり新年度が始まったりと大変忙しいですね・・・そうしているうちにゴールデンウィークが来て季節は初夏に移ってゆきますね~50を超えた辺りから時間が過ぎるのが早いと感じます。

さて今日も製作を始めましょう~!
昨日の実車のホイールの画像ですが・・・あれを思い出して頂きたい・・・
思い出せない方の為に・・・(笑)

そして作ったホイールはこれですね・・・

1/43としては(直径9mm程のホイールですから)十分かもしれませんが・・・
見れば見る程スターターのキットのホイールに見えてしょうがありません・・・
まあキットのホイールそのままではなく改良型(サイズも見栄えも・・・)なんですが私の作品のホイールとしては少し不満なんです。
どこが?
と言われるとスポークの間から覗くディスクの部分の表情がちょっとね~足らない。
あの特徴的なウェーブを持ったディスク部分と冷却用(?)の穴が無いとね~。
そこで本日はそれに挑戦する事に致しました。

あの部分を作る為の材質から吟味・・・材質は作り方にも影響するから同時に考えてゆかないといけませんね~。
見た感じではメッキではなくアルミの色をしていますのでアルミ素材としましょうか。
作り方は削り出しで作るか板の様なものをプレスして作るのと両方の方法が考えられますね、あの微妙なRを描くディスクはやはりプレスかな・・・
まず材料を切り出しましょう・・・
0.5mmのアルミ板を0.3mmまでロールで挽きます・・・貧乏していまして0.3mmを持っていなかったので材料から作ります(笑)
約1.0cm角に切って5枚を瞬間接着剤で貼り合わせましょう。

真中に4.0mmの穴を開けて4Mのビスを通してナットで止めます。
4.0mmの穴を開けたのはスターターのセンターの円錐状の部品が4.0mmだったのです。
外周を旋盤かドリルレースで丸く削りましょう・・・ホイールの内径が9.0mmなのでそれに合わせておきます。
つまり外径9.0mm内径が4.0mmのアルミワッシャーの様な部品が5つ出来る訳ですね。

この時点で瞬間接着剤が離れてしまう事も有ります、外れたらもう一度付け直しておきましょう(笑)
歪みも取っておくと良いですね。

次は真鍮の丸棒でこの様な治具を作っておきます。
この治具は先ほどのアルミワッシャーを固定する為のものですね。
真中の飛び出している部分が4.0mm有る訳です。

そしてその部分に先ほど作ったアルミワッシャーを瞬間接着剤で仮止めします。

ここまででわかった方は素晴らしいですよ・・・
もう自分でパーツを簡単に作れます(笑)
ディスクに穴を開ける為に治具を作った訳ですね・・・
そして実車画像から穴の数を数えてみますと内側は16個外側は同数かと思っていましたが実際は32個の様ですね。
穴は検討した結果0.4mmでいく事に決定!
私の酒井特殊カメラの純正割り出し円テーブルでは42-27のプレートでは16分割は出来ますが32分割は出来ない様でして、穴開け作業中にはこのプレートを変えたくない(ズレてしまう事が有りますから)のでこの時点で16分割と32分割が出来る40-33プレートに交換しておく事にしました。
この辺りは「転ばぬ先の杖」と言う奴でしょうか・・・

そして穴開けですね・・・このフライスは頂き物のプロクソンですが、この所大活躍ですね(笑)
中央側の16分割はハンドル2回転と40個の穴の方で20穴送りますと丁度良いですね・・・あっという間に出来てしまいます。

内側の最後の穴を開けてからフライスのベースを左に数ミリ動かしまして今度は外側の穴を開けましょう。
こちらは32分割ですからハンドル1回転と20穴送りですね。
慣れればあっという間ですね。

穴開け完了です・・・
如何ですか割り出し円テーブルの威力ですね。
一家に一台如何でしょう・・・(笑)

穴開けが完了したらアセトンのお風呂に入れましょう。
アセトンが少々汚れてきましたがまだまだ使います(爆)

次はプレス型を作ります。
このディスクはこのままではただの板に穴が開いただけですよね・・・まだまだ表情が乏しいです。
そこで旋盤に真鍮丸棒の切れ端を付けまして中グリバイトを使いましてプレス型を作ります。
相手がアルミなら真鍮でも十分プレスが可能なんです。
まずはオス型ですね・・・

見難いかもしれませんが・・・次はメス型
オス/メス型とも中央は4.0mmの穴にしておきます、なぜなら本体は中央を片側は凸に片側は凹にしておきましてプレスした時に型ヅレが無い様にしておきたいのですが凹はともかく凸になっていますと肝心のプレスをする部分が削り難いのです。

中央に4.0mmの直径を持った真鍮丸棒を削っておきまして下側になる凹側の型の中心に差し込んでおきましょう。
この棒をガイドにしてプレスすればアルミ板がずれたりする事も無くプレス出来るのです。

そんな事をしている内にアセトンに浸けたアルミ板がバラバラになりまして・・・こんな感じになりました。

凹型を下にしておいてアルミ板をセットし増して・・・いよいよプレスです(笑)

凸型を上から当てておいて金槌で叩きます、多少の手加減は必要ですよ・・・(笑)

プレス完了・・・如何でしょうか?
ただのアルミ板が絶妙な表情を生みましたね~。

プレスしたアルミ板をホイールのディスクにセットしてみますと・・・これはかなり良いじゃないでしょうか!

最後の仕上げにリューターに両面テープで貼付けておきまして400番前後のペーパーで研磨しまして実車同様に表面処理をしてみます。

朝から製作にかかって夕方にやっと5本分の部品が完成致しました、時間がかかりますね~。

ホイールのディスクにセットして接着します。
4本しか無いのは昨日作った最初の1本はただ今アセトン風呂に入って分解中です。

キットのエッチングを1枚だけ使って組み立ててみました・・・如何でしょうか?
最初の画像と比べて見劣りしないんじゃないかな~(笑)

T57G1台分のホイールがやっと完成致しました・・・いや~なかなか大変でしたよ(笑)

本日の2枚目の画像と比べて圧倒的な雰囲気を持っていますね~。

ボディの修正Ver.2

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今日から晴れの天気と聞いていたのに、朝はかなり雲が厚くこれは降るんじゃないの~って感じでしたが昼前から天気が急激に回復しまして晴れて暖かな日和になりました。

午前中はいつもの様に芝生の草取りをしまして2/3程が完了致しました、後1/3有りますが明日は定休日なので明日には完了したいですね。
そうそう、まだ溝掃除も有りますし、里芋も植えなければならないですね・・・非常に忙しい事です(笑)

さて今日は色々な出来事が有りまして製作の方が進んでおりません。
これは忙しいとかでは無く主に気分的な物なのですが大変遺憾に思う事が重なりました。
どう考えても怒りを通り越して呆れてしまいます・・・。
そんな精神状態では良い仕事は難しいのです。

昨日は集中出来て良い仕事が出来たと思ったのですが・・・今日は全然ダメですね・・・一勝一敗と言う所でしょうか。
明日は定休日、こんな気持ちは明後日に持ち越したくないですね。

ですから本日は皆さんにご報告出来るような製作は出来ていません。
しかしながらせっかくご訪問頂く皆さんに何も無しというのはちょっと失礼なので・・・
(ブログを更新せずに投げっぱなしの方、居ませんか~!笑)
少しアルファロメオT33/2をご紹介しておきます。
この作業は本日行なった作業ではない事をお断りしておきます。
合間に行なった物を貯めていた作業画像になります・・・。

では仕切り直して・・・(笑)
アルファロメオT33/2ですが気に入らない部分が多々有ります、当時としては最新で最高の出来だったはずなのですが・・・僕もそう思います。
手元にボディの青焼きの図面を持っていますが余りにも違い過ぎでして・・・
まずテールの絞りが少な過ぎて後ろから見た場合にテールランプの付いている面が左右に広過ぎます。
実車はもっと絞ってありましてキットのままのパネルとテールランプ/ナンバープレートの凹みのバランスが違うんですね。
絞り込みを強くする為にはテールランプの位置をもう少し内側に寄せてからでないとボディの外側を削って絞る事が出来ないのでテールランプの凹みを一旦埋めています目印に鉛筆で位置を書いてみました。

フロントウインドウの前側のエアインテークも中央に左右を分割するような形状になっていますがこれが無かった為に真鍮板を埋め込んで作ってみました、
幅も少し広かったので埋めています。
本当はもうちょっと三角形のような形状なのでまだまだ修正は続くでしょう。
またヘッドライトカバーの形状も少し丸過ぎまして穏やかな顔つきになってしまっている様に思います。
もう少し先を尖った形状にして鋭い視線になるのが理想ですね。

筋彫りを掘りました・・・一応元々の筋彫りを彫ってみました。
この筋彫りなのですが、理由はわかりませんが筋彫りの両端で高さが違う部分が多々有りまして筋彫りの上に細かな目のポリパテを盛ってから固まらないうちに掘っておきました。
これで削れば筋彫りの左右で高さが違う事は無くなります。
ただ筋彫りがそれで正のかはサフを入れてからでないとわかり難いですね。

パテを研いでいますが・・・パテが残っている所は低い所ですね。
結構有りますよね~これだけ凸凹していると言う事ですね。

こうして見ますと・・・今度はウインドウの形状が気になります。
リアウインドウは後ろ側の形状が丸くもう少し両端が角張っていても良いと思います少なくとも図面からはその様に読み取れます。
サイドウインドウはその形状からなかなか判断が難しい所ですが・・・
フロントウインドウも同様で実車では前の端がもう少し尖っているような感じですね。
今のままですとRがかなり大きいのでウインドウがスリッパの前側の様に締まりが無い感じがします。

取合えず今の状態で問題が解決出来たテールランプの凹みを掘ってみました。

ノーズ下もこの様にRを付けてシャーシを嵌め込む様になっていますけど横から見た場合にホイールアーチの形状が不自然になりますからここにプラ板を接着してガイドにしてパテを盛ります。

この様に一直線にして置いた方がシャーシとのつながりも良いですしホイールアーチの形状も自然なラインでつなぐ事が出来ます。


と以上が今日時点でのアルファロメオT33/2の進行状況です。
この一週間でまた進むと思われますが実はこの後かなり大きな修正を試みようと思っています、どんな試みかは今の所内緒です(笑)

T57G ホイールの装着とボディ修正

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この所、いい天気が続いておりまして昼間は暑くなって来ましたね。
中庭の草取りも少しづつですが進んでおりまして、建物の中から見る限りは雑草が見えなくなりました。
まだ遠くは雑草が有りますけどね・・・・なかなか終わりません。

外の作業も中の製作も忙しいですね。

では中の仕事も始めましょうか・・・
ホイールをシャーシにフィッティングしたいのですがホイールのセンターは最初から1.8mmの穴が開いております。
一方シャーシはそのディティールの問題から1.0mmのシャフトを使う様に設定しています。
ホイールの穴を何とかしないといけませんね。
そこでホイールの1.8mmの穴に外径1.8mm/内径1.0mmのスペーサーを入れてその中心に1.0mmの真鍮線を差し込めば上手く装着出来るはず・・・
まずはスペーサーを旋盤で挽きましょう。

ボディをかぶせなかったらこんな感じで装着出来るのですけどね・・・

次はホイールアーチの修正します。
シャーシはアトランティックと同じ物なのですがボディはアトランティックと違いますので多少は修正しないとね、そのままは付かないのです。

何の問題が有るのかと言いますとT57Gはアトランティックと違ってボディの幅が少し狭いのでホイールのオフセット次第ではボディからタイヤがはみ出てしまうのです。
なのでブレーキドラムの厚みを減らすかホイールのオフセットを変える為にホイールのインナー側を掘り込んでゆきます。
フライスと割り出し円テーブルで削っています・・・この場合は割り出しをしないでただ回すだけですけどね。

削った所はこんな感じですが・・・
深さは1.0mm程ですね。

オフセットを変更したお陰でホイールは一応ボディの内側に収まりました。
ただまた問題が出て来ました・・・
フロントホイールアーチを上側に大きく削った物ですからタイヤの上側がボディから出っ張ってしまうのです。
フロントフェンダーの上側の部分のRが大きめなのが問題を大きくしているような気がしますが・・・
見た感じは悪くないんだけど・・・前側はどうもね~。

まあホイールアーチの問題はちょっと置いておきましてボンネットを切り取ります。
表側から筋彫りを深く掘っておきまして裏側からレジンのボディを削ってゆきますといつかは筋彫りの部分まで到達してボンネットがボディから切り離されるはず・・・(笑)
かなり深く掘っていますが、この部分はかなりボディが厚い・・・と言うかほぼレジンの塊ですね。
こんなに掘っていますがまだ筋彫りとぶつからない・・・

表からも掘ってゆきますとやっとで貫通しました・・・まだ一部ですけどね。

はい!
切れました~!
切り口を見ますとまだ意外と厚みが有りますね。

ホイールアーチの上側の不足をカバーする為にアーチに沿ってマスキングテープを貼りましてパテを盛りました。
上手く削ればホイールアーチの形状は直せるはずですが・・・硬化しないと削れないので結論が出ないですね。
続きは明日になりますね。



T57Gボディ修正Ver.2

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この所天気の良い日が続いていますね~
こんなに暖かいと芝生の草取りは一休みしておいて畑の作業を進めないといけませんね~
高菜を抜いて耕しておき、隣りの畝に里芋を植えました・・・
そして種を蒔いたレタスの本葉が2枚程出たので7.5cmのポットに植え替え・・・200本くらいかな(笑)
また冬場に大変お世話になったルッコラのビニールハウスも片付けて整地をしておきました。
ま~忙しい事!!

そんな中何やら大きな荷物が・・・到着しました。
すっかり忘れていましたが中古のレーザープリンターを買いました。
ジャムのラベルを作る時に今まではインクジェットプリンターを使っていましたので冷蔵庫の中に入れますと結露して文字が滲んでしまうんですね~
今までは印刷後にラッカークリアーを塗っていましたが・・・レーザープリンターを使えば滲まないだろうと・・・(笑)
ブルーベリージャムのシーズン前に準備をした訳です。
それにしても・・・大きな箱ですね~。



さて肝心の製作ですよ・・・
この2~3日で3人の方からブガッティT57Gの問い合わせを頂いています。
製作中のT57Gは1台だけでして今回の作品は製作のご依頼を頂いているものですのでお売りする訳にはゆきませんので悪しからずご了承ください。
最初は自分の為に作っていたのですが・・・(笑)
尚、このモデルの製作を承っておりますのでご希望の方はご相談下さい。

と言う事で本格的に作ってゆきましょうか。
昨日パテを盛っておいたフロントフェンダーですがマスキングテープを剥がしてみますとこんな感じですね。
テープ無しにパテを盛りますとフェンダーアーチの角の部分にパテが乗らず、2度目のパテ盛りをする事になります。
マスキングテープで支えておいてパテを盛りますと一度で奇麗にパテを盛る事が出来ます。
凄いオーバーフェンダーになっています(笑)余り似合わないですね~。

120番のペーパーを両面テープで木片に貼付けておおまかに削ってゆきます。
つまり荒削りですが、ここで気をつけなければならないのがフェンダーアーチの上側を削り過ぎない事ですね。
ここを削り過ぎますとまた最初からやり直しですから・・・

反対側も削ってゆきます、この時点ではレジンのボディを削る程は削ってい無いのに注目ですね。
この時点でレジンのボディにペーパーが当たる程削ると大体の場合削り過ぎになってしまいます。

320番のペーパーを木片に付けてパテとボディのつなぎ目を中心に研磨します。
もちろんこの時点でだいたいラインを決定しておかなければなりません・・・。
フロントのフェンダーアーチの上側の部分は十分にフェンダーがかぶっていますね・・・このラインで良いでしょう。

400番のペーパーを使いまして全体が滑らかなラインでつながる様に研磨します。
また最終的にサフを入れれば問題が出るかもしれませんがこの時点で出来る限りの面出しをしておきたいですね。
ボディの中にチラッと見えるシャーシが良い感じですね~。

ボンネットの開口部の厚みを揃える為にボディの内側をリューターで削っています。
この部分の厚みは後でボンネットを乗せる縁を付けるかもしれませんので暫定的な厚みを残しておきましょう。

次はヘッドライトの両端に有るブレーキ冷却用!?のインテークとボンネット下部に付けられた補助用のインテークの開口を行なっています。
この部分の開口部は最終的にネットを張りたいのでボディの厚みを見せない様に薄く仕上げております。

これくらい穴を開けますとフロント部分の強度はかなり無くなってしまいますね。
ボディの素材がレジンである事もその原因なのですがエッジを薄く見せる為にかなり削っていますから仕方が無いかもしれませんね~。

どんどん加工しますよ!
次はドアを切り取ります。
ドアも開閉式になりますから切りとってしまいましょう・・・
但し少し小さめに切り取っているのは後でドアの納まり代を稼ぐ為に小さめなんですよ(笑)
ただしドアの納まり代の段が有るのか無いのかわからないので取り敢えず残しておくという事になります。
不要なら削ってしまえば良い訳です。

反対側も・・・穴だらけに・・・
こちら側はちょっと困るのがトノカバーの存在ですね・・・このカバーの材質がよくわからないのですが金属にしてもレザーにしても筋彫りよりも内側にホックが付いているのはちょっと理解出来ませんね~。
トノカバーはコクピットの開口部よりも少し大きめになっていないと止める所が無いと思うのですが・・・
まあ取り敢えずトノカバーの部分は保留してドアを切っちゃいましょう~。

ドアの開口部をおおまかにリューターで削ってゆきましょう。

次に筋彫りを深く入れておいてドアの外板が収まる段を作ります。
この加工はレジンなのでそう難しく無いですね。

反対側も加工します。
ここで問題なのはやっぱりトノカバーの部分です・・・念のためにここも段を付けておきましょうか・・・
本当ならドアの上側にトノカバーが重なっていないといけないと思うのだけど・・・(笑)

ドアの段の部分の幅を決めて削りましょう。
この段の部分の幅を広くしてしまいますと開口部の大きさが小さくなってしまいます、それはそれで不自然なのでね~バランスを見ながら・・・

これで今日の作業は終わりです。
今日は予定通りに作業が進んだので気持ちが良いですね~。


明日も頑張ろう~!
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