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Channel: Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1
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製品用タイヤシリコン型の製作

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今日は20%の確率だったのに雨が降っています、そう強く降る訳では無いですが、午前中に洗ったビニールトンネル用のビニールが乾かない・・・(笑)
午前中は畑においてあった薪の玉切りをしておきました、これも早く割らないと乾いてきますので待った無しの作業ですね。

午後からはCafeの方が忙しくて手伝い要請が来ましたので3時前までCafeの手伝いです、フライパンを振ったりグラタンを作ったり・・・最後のとどめは皿洗いですね。
今年は手伝いが多いせいかそれとも歳をとって体の油分が抜けてきたのか手荒れが酷いですね。
夜はハンドクリームをたっぷりつけてケアはしておくのですが昼間はブレーキクリーナーとかシンナーとかで油分は飛んじゃいますし・・・ボディに油分が残ると良くないですからねケアは出来ないんですよね~。

時間は無かったけど少しは進めておかなければ・・・なりませんね~。
特にシリコンは硬化に時間がかかりますから・・・今日の内に作っておかなければなりませんよ。
と言う事でタイヤの製品を作る為のシリコン型を作ります。
まずは作った2次原型を脱脂します。
これはシリコン型で抜いていますから当然シリコンはたっぷりと付いていますから・・・
そしてプラ板に瞬間接着剤で立ててゆきましょう。

そして・・・
この画像は先ほどの画像を変わりがない?
いやいや良く見て下さいよ、艶消しになっていますよね。
フラットクリアーを塗ってあるのです。
これをしておかないと艶の有るタイヤが出来てしまいましてアトランティックにそぐわないものになってしまいます。
いつぞやはこれを忘れてしまい艶のあるタイヤを作ってしまいました・・・(笑)

そして壁を作ってシリコンを流しました。
明日はタイヤの樹脂を流せますかね?

Model Art 111 1/43 Ferrari375MM CarreraPanamericana 1954

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本日予定通りModel Art 111 1/43 Ferrari375MM CarreraPanamericana 1954が入荷しました。
仮予約を頂いた方の為に中身の画像をご紹介致しましょう。
箱の外観は既に某ショップで入荷していますのでご覧になったとは思いますが・・・

スペシャルパッケージと言うのはどこでしょう?と思われたかもしれませんね。
ここが違うのです、5.0+5Eになっていますね。
つまりこのキットは本来なら別売りのエンジンキットを同梱してあるモデルになります。
恐らく私の所で最初に入ったこの6個のキットと後何個かしか存在しません、と声を大きくして言っても中身には違いがないのですけどね(笑)

はいはい、早く中身を見せろと・・・
まずボディです。
事情が有ってこのボディの画像だけはModel Art 111さんのHPから頂いて来ました。

メタルパーツはこんな感じですね。
ボンネットは本来なら真鍮の叩き出しにしたい所では有りますが、ちょっと複雑な形状なので量産は難しいでしょうから普通の方はメタル製でご勘弁を頂きたいですね。
無論私が作る時には真鍮板で叩きますが・・・
原型を作られたマイケルクレイグ氏はこのパーツの袋でまた新しい試みをしたのがわかりますか?
私はこの袋を見た時に『ウ~ン』と唸ってしまいましたが・・・
それはブレーキドラムの表現ですね。
繊細な冷却フィンや少し複雑な形状もメタル部品で表現してあります、前回のエスプリ43でも同様の表現は有りましたが一層細かく感じるのは私だけでしょうか?
これなら作りやすく誰でも十分な表現が出来ますね。

エッチングパーツはコチラです
コチラも新しい表現がてんこ盛りですねステアリングのグリップにはリベットが付いています、普通は省略されてしまうでしょう。
グリルが組み立て式なのはエスプリ43の375からの伝統でしょうか?これももう珍しい事ではなくなりましたが自分で作ろうと思いますと大変ですよね・・・皆さんは自分で作れますか?
でもこれを組み立てるだけなら何とかなるでしょう。

バキュームパーツは3つウインドが有る様ですがまだ詳しく見ていないのでわからないのですが、少しづつ形状がちがう様な気がします。(エッチングに何種類かのウインドフレームが有りますから多分形状が違うのでしょう・・・)
使う場合は間違えない様に注意が必要ですね。

少し惜しいな~と思いますのはこのホイールでしょうか・・・
エッチングのスポークを持つこのホイールは今の1/43キットとしてはスタンダードなのですが、ここはスポークが線で張ってある物が欲しいですね・・・でも価格を考えると仕方が無い事も有りますね。
ここは作られる方が創意工夫をしていただきたいですね。

デカールはまずまずのレベルの出来です。

そしてこれからが+5Eたる所以の部分ですね
エンジンは375ユニットを正確に再現しています。
375ユニットではキャブレターは3基付いていますのでインダクションボックスの下側はきちんと3基のキャブレターを再現してあります。

このパーツもエンジン付きの為のパーツですね。
ボディにボンネットを載せた場合に下に落ちないようにボディ側に付ける開口部のフランジの部品とパイピングの為のコード類ですね。

コチラはエンジンのカムカバーの上に付くフェラーリの文字ですね
かなり小さいので予備を含めて4つ付いております。

コチラはエンジン専用のインストです。
良い伝統は受け継がれている様でシャーシのエンジンルームの部分が実車の様にシースルーになっていますね。

コチラは車体用のインストです。
このエッチング製のグリルを見ますとやる気が出ますね・・・(笑)
元はZモデルさんが流行らせたと思うのだけど・・・今は当たり前になりましたがヨーロッパの方々にも認められたという事でしょうか・・・。

エンジンのキットに同梱されているエンジンの参考画像です
「これを見て上手く作ってね~」と言われている様な気がします。

コチラはカレラパナメリカーナの実車画像です、カラー写真は今の姿なので当時とは少し違うかもしれませんが・・・どうなんでしょうね?

最後になりました。
エンジン付きのキットは後でやり直したらしくこの部品の袋にセロテープが貼ってあります。
多分普通の梱包をしてからエンジンキットを後で入れたのだろうと思います。

本当は海外発送の為に梱包が大きくならない様にと言う事でお願い致しました、ただエンジンは不要と言う方も有るかもしれませんので同梱パッケージは6個だけです。

お値段は37600円(375MMパナメリカーナ車体キットとエンジンキットで消費税を含みます)

明日は今までに仮予約されていた方で最初の6人の方にメールでご連絡をいたします。
もちろん仮の予約ですからこの画像をご覧になってキャンセルされても結構です。

今回の入荷は予約分で無くなってしまうと思われますが、後日追加分はほんの僅か余分があります興味のある方はコチラのE-mail ME!!からご連絡を・・・でもほんの僅かなので期待しないで下さいね。
(後日入荷分はエンジンキットと車体のキットは別梱包になります、車体キット28300円 エンジンキット9300円です)

もしも残ったら老後に完成品を作って販売致しましょう・・・それくらい楽しみなキットです。

タイヤをキャスティング致しました

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今日は天気が良かったですね~,ひょっとしたら今年に入って一番の天気だったかもしれませんね・・・少なくとも私の住んでいる安来では。
風は少し冷たかったですが午前中は外で畑を耕耘機でおこしておりました。
いよいよジャガイモやエンドウ豆などを植えなければなりませんからね~,ここからは超忙しいのです。
ブルーベリーの植え替えも後2/3残っていますし,苗を作る為に種も撒かなければなりませんし・・・間に合いますかね~。

昨日シリコンを流して型を作りました、一晩置いておきましたら完全に硬化した様ですね。

タイヤの原料になる樹脂を流しました,この樹脂は調整剤と言う液体を混ぜて完全硬化した後でもカチカチにならない様になるのです。そしてタイヤのゴムの色は専用の染料で染めております。
このお陰でタイヤがグレーになったりホワイトになったりする事が出来るのです。
その樹脂を型の上に流しました・・・
この状態ではまだタイヤの部分には樹脂が流れていません。

先程の状態で真空注型装置にかけて真空にしてやりますとタイヤの部分の空気が抜けて真空になります。
次に大気開放して空気を入れてやりますと空気に押されて真空のタイヤの部分に樹脂が流れ込むのです。
ただこの場合は硬化の反応が遅い場合にはこの方法が使えますがボディの素材になるレジンでは硬化反応が早いので混ぜて真空にすると途中で硬化が始まってしまう場合も有りますのでこの場合は真空にしてから中で混合する事も出来ます。
また余りいつまでも真空状態を続けておりますと方の中で樹脂が湧いて泡が発生致します,余りしつこく真空にしない方が良い場合も有ります・・・なかなか難しい物ですね。


この結果が出るのは明日の事になります,この樹脂完全硬化までは結構な時間がかかるのです。
今日現在の所では・・・ちょっと泡が多い様な気がします。
硬化剤が古かったのかな~・・・。
まあ明日取り出してみるのが楽しみですね。


ボディの原型の製作Ver.3

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タイヤの製作の時間をぬってレインボウを制作致しましょう。

このボディは元々ダイキャストミニカーですからボディが薄いのです。
もちろんこのままキャストをしたらかなり薄い物になりますから強度がかなり心配な事になります。
また事後変形も怖いですからね少し厚みを増しておきましょう。

今日の最初の仕事は昨日最後に盛ったパテを削っておきます。
最終的にはサフを塗ってみないとよくわからないでしょうから今はここまでにして置きましょう。

今度は裏側の補強をいたします。
一般的にレジンの場合はこの裏側がレジンで詰っていますね。
これは薄いと変形の恐れが有るからですね。
まあ他にも問題が有って縮みとかも有りますけど,まあ完璧な物はこの世の中に存在しないのですから・・・。

まずエンジンルームとコクピットの部分の仕切りを作ります。
本来はこの仕切りはもう少し前にあるはずなんですが構造上・・・と言うかキャストの都合上ここよりも前に有りますと抜きの問題が有りますのでここで分割しておきます。

次はリアシャフトの通る部分をプラ板で作ります。
またマフラーのサイレンサーの部分が入る凹みを考えておく必要がありますね。
そしてホイーウハウス(つまりタイヤが入る部分ね)とエンジンルームの区切りもプラ板で作っておきます。
この囲まれた部分にポリパテを詰めておきます。

前側にも壁を作りますけどコクピットとフロントのラゲージスペースと区分けがなかなか難しいですね。
ウインドウが少し前過ぎるのかな??
でも実車と同じ位置関係だしね・・・
上からの画像を見ますとダッシュボードは結構後ろ側有るんですね~。


さてさて次はこのフロント周りを作らなくてはいけないですね~。

AMR 1/43 Lancia Beta Montecarlo Turbo Gr.5 Alitalia

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この頃キットのご紹介が続きますね。
別にまとめ買いをしているのではないのですが、ご縁が有る時にはキットのほうからこっちに向いてきますね、しかも重なります。

今回ご紹介するキットはAMR 1/43 Lancia Beta Montecarlo Turbo Gr.5 Alitaliaです。
今回入手したキットは576番のアリタリアカラーのものなのですが以前購入したものは577番のかなり派手なカラーリングのものだった気がします。
これでやっと2種類が揃った様な気がしますね。
他にも種類が有るかもしれませんが・・・?
またご縁があれば来るかもしれません・・・。
このキットは
したの画像の様にかなり古い時代のキットでしていくつか有るパッケージの中では古い方に属するものではないかと思います。
ただしキットの保管状態は申し分無い状態でしてラベルのはげ落ちも有りません。
この時代のものはラベルがはげ落ちているものも多くラベルが有るだけでもあり難いですね。
はこの段ボールも日焼けが無く良質な状態でした。

ボディですがショートテールの車体を再現してありますね、どっかのメーカーには確かロングテールも存在していたと記憶していますが(レーシング43だったかな?もう一つレジンのも有った様な・・・)こちらはショートです。
サイドウインドウは今ならエッチングパーツが付属しそうですがボディと一体のメタル製です。
鋳肌は大変奇麗でルフ氏が如何に切磋琢磨していたのか物語っていますね。
今売っている最新のキットでも・・・如何に最新の技術を使っていても・・・ここまで奇麗な鋳肌のものは少ないと思いますよ。
日本の技術はこのキャスティングに追いついているだろうか・・・・皆さんはどうお思いでしょうか?
このキャスティングの技術を受け継がれているのか少し心配になってきますね~。
美しくキャスティングされたボディは見るものを楽しませてくれると思います。

細かな部品はこの通りです。
残念ながらビニール袋にほんの小さな穴が有りましたので取り替えました。
確かにオリジナルは貴重なのですが部品が無くなったら元も子もないですからね・・・(笑)
オリジナルは尊重しますが機能を果たしていない(袋が破れて部品が無くなる)のでは問題が有りますから・・・(笑)

エッチング板の存在が全く無いインストですね。
これが本来のメタルキットでしょうね・・・(笑)
エッチングは無くても作れる・・・しかし有れば便利ですし見た目も良い訳ですね。

デカールの指示は576も577も同じですね。
どっちも捨て難いですね~。
両方欲しくなる気持ちがわかりますかね~(笑)

デカールはこの通りに全く問題ない様子ですね。
奇麗な印刷です・・・


タイヤをキャスティングしましたVer.2

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今日はキットの紹介だけで終わったと思っている人はちょっと甘い・・・(笑)
実はこれからが本当の更新ですね!

天気は雨、外仕事はお休み!
だからアトリエの中で製作・・・
そうそう,先日入荷したFerrrari 375MMの発送とお客様への連絡業務ですこれもまた結構な時間がかかりますね。

それが一段落してやっと製作ですね。
と言ってもタイヤのキャスティングなんですけど・・・結論から書けばこれがなかなか上手くいかない。

まず昨日キャストしておいた物は一晩経過して完全硬化していました。
シリコン型から外すのですが・・・これが嫌な感覚なんです。
何やらかなり固い・・・
シリコン型から外す時にすでによくわかる硬さ・・・(笑)
どうやら一つ混ぜるのを忘れていた感じですね。
この樹脂は調整剤を入れると硬化しても完全硬化せず硬化後にもゴムの様な弾力を持つのです。
どうやら硬化剤は入れたけど調整剤は入れなかったらしい・・・だからカチカチにはならないけどかなり堅いですね。
硬化しかけたキットのタイヤと同じ位・・・と言えばわかりが良いのかな!?
気泡は全くないので良かったんだけど・・・

この通り気泡は全く無し、
トレッドも奇麗に出ています・・・実に奇麗。

では使えないのかと言うと・・・何とかホイールには嵌められます。
ちょっと窮屈な感じですし経年変化でもっと硬化する恐れが有るのでやっぱりこれは使えないですね。

今度はきちんと計量して間違いなく調整剤を入れて混合しました。
キャスティングして加温しますと速攻で固まります。
まあ完全には固まらないのですが脱型は可能なくらい硬化致します。
・・・ところが9個のタイヤ全てに気泡が発生しています、しかも同じ部分に気泡が溜っていますね・・・わかりますか?
注型口の反対側つまり一番下の部分の上側に溜っている訳ですね。
実はこの時失敗の原因に心当たりが有りました、真空を1度しか掛けなかったのです。

実は樹脂は真空の状態では温度は上がっていないのですが沸騰状態になるんですね。
つまり液体が蒸発して気体になっている訳なのです。
最初に真空になった時に真空を解除しますとこの時に樹脂が流れ込むのですが今まではもう一度真空を掛けていたのです。
この方法は粘度の有る硬化までに時間がかかる液体をキャストする時には有効な物なのですがこの失敗作のときは1度しか書けなかったのです。
と言うのもタイヤの中で沸騰状態になると余計に気泡が抜け難いのではないかと考えたのですが・・・間違っていましたね。
やはりこの場合2度真空を掛けまして1度目は普通に,2度目は真空になった途端に早めに真空を解除して沸騰させない方が成功率が高い様です。
コチラが今日2度目のキャスティングです

奇麗にキャスト出来ていますね,コチラのタイヤはご依頼者の方のお一人にお送り致しました。
そして3度目のキャストですが理屈がわかればもう失敗は有りません,失敗が有ったとしたらそれは偶然気泡が入った位の事ですね。

そして4回もキャスティングをしますと25本と2本の余分までタイヤが完成致します。
もう一度位はキャストして予備を作っておきましょう。
偶然にも気泡が入ったりして使えない物も当然ながら出て来ますからね・・・
使わずに済めばそれはそれで良い訳で・・・心の余裕になりますね(笑)


これでタイヤが完成致しました。

ボディの原型の製作Ver.4

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今日は寒いですね~!
日本全国荒れ模様だそうでして・・・今期最大級の寒気団が来ているとかいないとか・・・らしいです。
アトリエの外の空もこんな感じですね、今は止んでいますが先ほどまで雪が降っていました。


降りものがしていますと外での仕事を諦めて製作に打ち込めますからこれはこれで良いのですが少し本末転倒している様な気もしますが・・・

さて製作です、昨日までにアトランティックのタイヤは完成致しましたので今日からは本腰を入れてレインボウの製作を致しましょう。
では「昨日までは本腰を入れていなかったのか」と言う突っ込みは無しでお願い致します(笑)

さて本日はレインボウのボディ原型の製作Ver.4をお送り致しましょう。
一昨日はボディ後部の補強をメインにお伝えしましたので今日は残っている、そして少し面倒なフロントの部分です。
ホイールアーチの部分を先にするのか、ノーズの先端部分を先にするのか意見が分かれる所なのですが、今回は難しい部分・・・つまり先端の部分を先に作る事に致します。
ここは元々のミニカーではシャーシ側にモールドされています。
しかしその構造ですとノーズの下側に分割線が出来てしまいます、ダイキャストミニカーなら許されるのかもしれませんが少なくとも私はそれを良しとはしないんですね。

なのでここはボディと一体に作っておきまして一体にキャスティングをする事にします。
何も無い部分にダクトの開口部を作るのはなかなか難しいので採寸して切れ目を入れておいてプラ板を接着してインテークを作ってみようと思います。
正確な穴を開けたいので先にプラ板がガイドになる様に組んでゆきたいのです。
まずは鋸で切っております鋸刃の幅がプラ板と丁度合うサイズの方が良いですね、後で差し込んで接着しないといけないですからね。

こんな風に差し込んで接着し大体の部分でカットしておきます。

4枚のプラ板が差し込まれて接着されたのがわかりますね。
この差し込みはラジエターのインテークの穴の両サイドになる部分ですね。
もちろんグリルの部分にはみ出したプラ板は削って形状を合わせておきます。

差し込んで接着したプラ板を削っておおまかなボディ形状に仕上げます。
この板がガイドになりますから責任重大ですね・・・・(笑)
ほぼ直線の面なんだけど両端が少しだけRが付いていますね・・・

次は冷却ダクトの前後のラインになる部分に切り目をしれてプラ板を差し込みます。
これで冷却ダクトの形状は決まりましたね・・・

ダクトの前後面のガイドにしたプラ板を削ります。
他の面も参考にしながら理想の曲面が出る様に致します。

最後にホイールアーチの部分のプラ板を取付けます。
この板は厚みが1.0mmですがボディ下部にシャーシとして取付けるメタルの板が1.5mm程になりますのでその厚みを考慮しておかないといけませんね。
きちんとステンレスのスケールなどを当てまして確認しながらの作業ですね。

フロントアクスルのシャフトの通り道になる部品も取付けましょう、まあこんな部品は準備されていないので自分で作るのです。
最終的には組立てる時に少し調整が必要ですね。

パテを盛りました。
この凹みの部分にはポリパテを入れます。
ダイキャストとホワイトメタル、そしてレジンではボディの原型の作り方が違いますね。
レジンの場合はこの部分は抜かずにレジンで埋めてしまうのですね。

タイヤを探してきました。
この時代のスポーツタイヤはピレリのP7でしたね~
かなり懐かしい様な気がします。
これはランチアストラトスの為に作ったタイヤが丁度良いのでこれでゆきましょうか!

これはリアタイヤなのですが右側はミニカーのP7、左側はストラトスのリアですね・・・
サイズはピッタリと一緒ですね。

Tenariv Alfa Roneo T33 Stradale 1967

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今日は天気予報がはずれてしまいまして雪どころか午後からは晴れていましたよ。
外に出て畑を・・・と思ったのですが結構寒くて風邪をひきそうだったので外仕事は中止してしまいました。
なので中で次の製作の準備です・・・。

本日また新たなカテゴリーを追加致します。

この所たて続けですが・・・大丈夫か?何て思っている方もいらっしゃるかもしれませんがブガティアトランティックもゴールデンアローもフルディティールなのでプロポーションモデルも間に入れてゆかないとダメなんですよね。
複雑なもの単純なものをバランスよく作るのが長くこの仕事を続ける為の秘訣だったり致します(笑)
この部分はここでは詳しく書きませんが,聞きたければ電話をしていただくかアトリエに遊びにきて頂ければお話し出来るかと・・・。

今回追加するカテゴリーはAlfa Roneo T33/2になります
さてキットはテナリブなんですが、結構古いキットと言えますね。
箱もラベルも程よく焼けております・・・(失礼しました)
私このキットが懐かしくてね。
私がプロになり立ての頃アルファロメオが大好きな友人Sさんがこのキットを作っていたんです。
彼は彫金が仕事なのでウインドの枠などは銀線を使っていたのを良く覚えています。
結構丁寧に作っていて凄いなーと思っていました・・・こんな事を書きますとFBにまた画像をアップしてくれるんじゃないかと・・・(笑)

肝心のボディはこんな感じです。
テナリブのボディはネバネバ(ベトベト?)しているはずなんですが・・・このキットのものは硬い普通の感じですね。
テナリブ=ネバネバボディというのが僕のイメージだったんだけど・・・
完全に枯れてしまったのか・・・?
それともご依頼者の方が奇麗にして下さったのでしょうか?

こちらはシンプルな部品の袋ですね。
タイヤ、ホイール、シャフト、グリルのエッチング位でしょうか・・・それとバキュームです。
バキュームは多分直さないとダメだと思いますので余り期待をしてはいませんが黄ばみも無くてこれは奇跡的に奇麗なままですね。

ちなみにメイクアップのT33/2と比べてみますとこんな感じですね。
ほぼ同じ様な形状ですがテールが少しボリューム不足の様な気がしますね。
それとボディの前後ろが少し丸過ぎる様な気がします。
フロントのピラーも少し丸過ぎる気がしますが・・・ここの修正は出来るかな~??

上から見ますとリアウインドウの後側のラインとかボディ後端の端の処理とかが少し丸過ぎる様な気がします。
まあこれはあくまでもメイクアップ製のミニカーとくらべてと言う事ですから後は実車の図面や写真と比べて判断致しましょう。


近日製作を開始致します。

本日次の仕事を準備していて気が付いたのですが近日中にこの上に2~3つのミニカーベースの製作を追加する事になると思います,いや~超忙しいですね。

ボディの原型の製作Ver.5

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今日も午前中はかなり天気が良くて・・・昨日と比べると少しだけ暖かい気がしましたので外で畑の作業をいたしました。
今日はエンドウ豆の植え付けですね。
昨年の冬に種を撒いてポット苗を作っていたのですが雪が降るまでには大きくならなかったのでそのまま植える訳にもいかず今年の植え付けとなりました。
一昨日からまた寒の戻りという様な雪が降ったりしましたから植え付けが伸びていたのです。
まあ春蒔きをする場合も有りますから大丈夫とは思いますが・・・
スナップエンドウとグリーピースを植えました,沢山成ってくれれば良いのですが・・・。


本日の製作は・・・
一昨日の最後にボディの裏側にパテを盛っていました。これはダイキャストの薄いボディを補強する意味も有りますしダイキャストミニカーをベースに使う場合には外側だけを利用して内側は補強の為にレジンのミニカーに合った形状に直してやらないといけないのです。
その為にこの部分にパテを詰めている訳ですね。
余分ではみ出した部分も有りますからこれを削っておかないとシャーシとなるメタルの板が入らない・・・と言うか入る様にしておくのですが。
余分なパテを荒いヤスリで削ってやりますと気泡が一杯入っています、まあこれはしょうが無いかな~、パテに真空脱泡掛けたらどうなるのかな?今度やってみましょう(笑)この気泡が無くなったりすると何度もパテを詰めなくて良い訳ですよね。

ノーズの下側はかなり大きなヒケが出来てしまいました。
これは流動性が良い様にパテにFRPの樹脂を混ぜたから退けたのかもしれませんね。
ここは再びモリモリを盛らないとダメかな~。

後ろ側はリアシャフトの前後で段が付いていますシャフトの下側はつながっていますので2度に分けてパテを盛らないと高い前側の方はどんどん後ろの低い方に流れて行ってしまいますから高く盛れないんですよね。
なのでシャフトの通る部分まで一度盛っておいてから硬化後に再び前側に盛り上げます。
まあどちらにしても気泡だらけですね・・・。

再びパテを盛ります。
と言ってもノーズの中央部分のみモリモリを盛っておきます。それ以外の部分は細かな目のスベスベを使います。同時に盛っても混ぜない様に注意をしなければなりません。

そして加温して硬化促進しますと1時間程で完全に硬化して研磨が可能になります。
削りますとこの様な感じになりますね、気泡にはパテが入っています。

筋彫りを彫り始めました。
今回一番迷ったのがこのリトラクタブルライトですねボンネットのラインは左右に真っ直ぐ通っています。
ミニカーでは真っ直ぐにリトラクタブルライトの部分まで通っていますが実車はライトの部分は斜めに曲がっているのです。
見た感じでは真っ直ぐの方が自然なんですが・・・ここは実車通りに曲げておきましょう。

フロントのトランクの部分は真ん中の膨らんだ部分しか開かない様で後ろ側の筋彫りは中央部分だけの様ですね。
筋彫りは中央部分の膨らみの両サイドの入角に有る様で画像には写りませんが筋彫りを彫っておく必要が有りますね。
ライトの部分も掘っておきました。

コクピット後部のロールバーの様な形状の部分にもスリットが有る部分が有りますね,ここも掘っておかなければなりません。
ここはダイキャストミニカーでは型の抜きの関係から掘りを深くする事が出来ません、レジンモデルではそれと比べると深く掘る事が出来ますからここは掘っておく部分ですね。

次はドアの筋彫りを掘ります。
左右のドアは元々別部品だったので掘りやすいかと言えば周りのパテがボロボロして掘り難いのです。
そして左右とも同じ形状に掘るというのも難しい・・・
そこでアルミ板でガイドを作っておきまして両面テープでボディに止めておいて筋彫りを彫るのです。
ガイドを作ってみました、そう難しい物ではないですよ。
アルミ板を切って削っただけ・・・です。

右側を掘ってみました。
筋彫りの位置を決める場合は実車をよく見る事も大切ですが筋彫りの入る理由を考えなければなりません。
この車ですと前側はフロントのAピラーの後ろ側はサイドウインドウの関係でこの位置になります。
後ろ側はロールバーの前側にドアに付随したピラーが残っていますのでロールバーとこのピラーの間が筋彫りになりますね。しかもロールバーの前側のラインに沿って真っ直ぐサイドウインドウが上がって来ますからこれに沿ったラインになりますね。

左側も筋彫りを完了しました。
ドアノブの凹みも掘っておかないといけないですね~。

シャーシの製作

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今日は午前中は晴れの予想だったのに午後からも曇りだったはずなのに・・・
お昼前から雨が降ってきました・・・

晴れていたらジャガイモを植えようと思ったのだけどまだ切って灰を付けて乾かす作業をしてなかったので植え付けを先延ばししてその分割作業を行っていました。
まあ丁度良かったのですが・・・
2~3日は倉庫の中で陰干しをして置きましょう・・・次に晴れたら植え付けが出来るはずです。

さて本日の製作です
本来ならボディの原型はまだ完成していませんのでその作業を続ける所なのですが付随して作らないといけない部品にシャーシが有ります。
これからも何度かボディの原型製作は出てきますけど一旦中断してシャーシを作りましょう。

このミニカーはシャーシもダイキャストなのでそのまま複製をしてもシャーシは使う事が出来ません、そう!薄いんですよ。
ダイキャストのシャーシの場合メタルよりもまだ薄く作られている様でしてレジンで複製すると酷い場合は反対側が透けて見えるんじゃないかという事になる場合も有ります。
なので最初からシャーシは複製をせずおりました。
ではどうするのか・・・いつものメタルの板で作ります、もちろん他の金属を使う事も考えられますが・・・例えば真鍮板やアルミ板とかですね。
真鍮はそのままで仕上げる事が難しいですね。
例えばボディの裏側が見えた場合金色というのはちょっと・・・?ですね。
アルミ板なら銀色なのでその問題は無いのですが強度を考えると厚みが2.0mm程は欲しくなりますね。
ただその厚みの板を使っても重量がもう少し重い方が良い。
また展示ベースに取り付けようのナットをハンダ付けする場合でもメタルなら全く問題が無いでしょう。

先日Kさんに送ってあげた時の残りが有りますのでこれを使います。
僅かにスが有りますがそこはハンダゴテで修正しても良いかな、まあ裏になる部分なので問題は無いと思いますが。
レインボウは幅が広かったのでシャーシを作るには板の幅がギリギリでしたね。
これで幅が足らない場合は友人の所に行ってハープのロールで板を延ばさないとダメかな・・・
私のロールはハープのじゃなくて安い奴なのでロールの幅がちょっとだけ狭いんだよね~。
こんな所に道具をケチってしまった報いが出てきます・・・(笑)
これから買ってみようかと思われる方はそう買い替える物じゃないから最初に良い物をお買いになる方が良いですよ・・・。

いよいよメタルの板を加工します。
このメタルの板は切る場合はタミヤの鋸が良いですね。
糸鋸で切ろうとしますと刃の間に詰まってしまいまして直に切れなくなります。
そうなると刃を折ってしまいますからね・・・私はタミヤの鋸で大胆にカットしています。
この刃は普通は小売店で売っていないのですがアフターサービスで取り寄せる事が出来ます・・・知っていましたか?(笑)

ボディの裏側に合わせて荒めのヤスリで削り合わせます。
削り過ぎは注意が必要ですね・・・ハンダを盛りますとそこの色が変わってしまいますから・・・余りやりたくないですね。
裏側ならOKなんですが。

外形にOKが出ましたら今度は平面を直します。
ロールで延ばしますとどうしても凹凸が付いてしまいますので面出しをします。
かなり荒いペーパーで木片を包んだ物で研磨します。
今使っているのは120番とかですね・・・

こんなに荒く傷が付きます。
後側が少し短くなっているのはここにマフラーが付くからですね。
と言ってもどこにも部品は無いですから作らなければなりませんよ。

次にもう少し細かな320番とかのペーパーに交換して研磨します。
120番の傷が消える位は研磨する事が必要ですね。
そして刻印を打ちます。
何も無いシャーシでも良いですけど(刻印を打っても普通は見えないので)せっかくですから車名くらい刃入れておきましょう。
真っすぐに打つ秘訣はステンレスの定規を両面テープで貼っておきましてそれをガイドにして刻印を打っています。

目印になったマジックの線をシンナーで落としまして、真鍮のワイヤーブラシで研磨しますと奇麗なヘアライン仕上げになります・・・。

今作ったばかりのシャーシをボディに填めてみました。
ボディとシャーシの隙間が見えやすいですが今回は奇麗に収まりましたね。

ここでカメラの電池が無くなってしまいまして画像は有りませんが・・・
ボディとの取り付けのビス穴を開けたり、ボディ側にも穴を開けてネジを切っておきました。
取り付けは皿ビスを使いますのでその皿の部分が収まる様にビス穴のわまりも削っています。
この調子でいきますと明日はホイールを作りたいですね。

Metal43 1/43 Triumph TR-3A

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比較的最近入手したにもかかわらずご紹介をしていなかったキットが有りました。
ちょっと事情があって押し入れを探していたら出てきました・・・。

確か昨年の中頃だったでしょうか・・・

オークションの履歴は3ヶ月程度で消えてしまいますのでそれを見ても既に無いですね・・・。
確か大阪の方のリサイクルショップさんが出していらっしゃったと思います。
乏しい記憶を伝ってみますと説明文にルフ氏による原型とは書いて無かったので比較的安く落札出来たと思います。
他にもポルシェ911Sなどのキットが同時に出ていましたので誰かコレクターの方がまとめてリサイクルセンターに売りにいかれたのじゃないかと想像出来ますね。
でもこの原型はルフ氏が作っています・・・。
他には応札も全く無く無風状態でして僕にとっては良い買い物になりましたね。

箱はこんな感じで中にスポンジに包まれてボディが入っていますので全体に膨らんでいます・・・
おかげで箱がやれた物が多いのもメタル43製のキットの特徴かも・・・まあ作ったメーカーもこんなにいつまでも作らずにそのままで存在する事を考えていなかったのかもしれませんね。

肝心のボディはこんな感じ・・・
TR-3って実車は数度しか見た事が無かったのですが比較的大きめの車だった記憶が有ります、ただ今の車はその上にかなり大きくなっていますから今の車に比べたらやっぱり小さめなのだろうと思います。
ただ当時はトヨタS800とかホンダS600~800を基準に車を見ていましたのでやっぱり僕の中では大きな車という印象なんですね。
形状はなかなか良いですね。
ただでさえ英国車のキットは少なめ、その上メタルキットはかなり少ないですから貴重な英国車のメタルキットという事になりますでしょう。
しかも造形はルフですから・・・
英国車のキットって少ないですよね、やはり多いのはイタリアの車ですね。
フランスの車も少ないですね、シトロエンなどは模型にすると結構良いと思うのにCCCから少し出ているかな・・・ルフではルノー5ターボくらいでしょうか?
そうそうアルピーヌA110やA310も出ていましたね。
話しが横道に逸れてしまいました。
シャーシの裏にはダウンハウゼンの時代のキットである事が記されていますね。
しかもフランス製でAMRが作ったと・・・これならルフ氏の原型とかいておけばオークションでも値段が上がったかもしれませんね~僕は良かったですが(笑)

インストはこちらです・・・
まだエッチングをキットに取り入れる前の事らしく全てがメタルの鋳物で出来ています。
ウインドやフロントグリルなどはエッチングにすればシャープな物が出来たでしょうに・・・。


ず~っと昔ですがカーマガジンがまだスクランブルカーマガジンと呼ばれていた頃
ケン松浦さんとイラストレーターのBow氏がトライアンフを使ってレーシングカーを作ってクラブマンレースで走らせていましたね。
あの記事を読んで同じ事をやりたくてね~
ホンダS600のボロボロなのを買って直した事を思い出しますね~。
最終的にサーキットに僕が行く事は無かったけど今でも良い思い出ですね。

ホイールの製作

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今日も朝から雨・・・
誰ですか今日は午前中の降水確率が20%って・・・

20%でも降る時は降ります(笑)

ジャガイモはまだ切り口が乾かないから植えられないしね・・・
レタスの種でも撒いて苗作りをしようかとも考えたんだけど外はまだ結構寒いからね~
20度程度の気温が無いとレタスは芽を出さないらしいので・・・山陰ではもうしこし後でも良いかな・・・
などと言い訳をしています。

ビニールかければ早く出ると思うけどね。
雨が降るとテンションが下がりますね。

しかしアトリエの中で製作に向かえばテンションが上がります(笑!)
本日からレインボウのホイールを製作致します。
実車はこんな感じのホイールです。
なんて表現していいのかよくわからないのですが、如何にもショーカーらしいと言えばそうなんですが・・・

有る材料はこれだけ・・・
ミニカーのダイキャストホイールをコピーしたもので真中にはシャフトを通す為に男らしい大胆な穴が開いています(笑)
他にもオートクリエーション製のレジンキットも持っているのですがそちらのホイールはもっとおとなしい感じでして・・・ご依頼者の方はこちらのエーダイグリップ製の物がイメージに近いとおっしゃっていますのでこちらを加工致しましょう。

まずは簡単なところで腕慣らし・・・タイヤのバリを削ります。
これは余りにも簡単過ぎますかね~
ただしタイヤをペーパーで削る場合間違っても白い空研ぎペーパーで削らない方が良いですね。
細かな白い削りカスがタイヤに付いてしまいまして掃除をするのに少し時間がかかります、まあ掃除出来ない事は無いので心配は要りませんがプロの製作者としては時間が惜しいのです。

いよいよホイールの加工を致します。
実車のホイールはどうやら2ピースか3ピースのホイールらしくリムとディスクの連結には20本程度のピアスボルトが付けられています。
リアとフロントは幅が違うのかオフセットが違うのかリアの方がリムの幅が広く見えますね。
まあそれも極端ではないですが・・・僅かにと言う感じでしょうか。
一方、ミニカーの方のホイールはピアスボルトのない一体整形のワンピースホイールなのでどうにも格好が良く無いですね。
私が使うのは複製したホイールなのでディスクもリムもレジン製なのです。
いくらメッキ調の塗料が進歩しても金属にはならないので・・・ここはディスクだけをレジン製の物を使ってリムは金属から作り直しましょう。
まずは旋盤でリムを削り取ってしまいましてディスクだけにする作業です。

このディスクの一部分には半月状に穴の開いた部分が有るのですがここを裏から削ってやれば穴が開くだろうとタカをくくっていたら
・・・バラバラになってしまいました~!

作戦を変更してこの半月状の部分を後でナイフで切り取ることに致しましょう。
旋盤でつかむ部分がなかなか無くてチャックの際まで削るのも怖いしね~(笑)
最終的には力技ですかね~!?(笑)

最終的にはこんな感じに削っておきました。
タイヤの内径が決まっていますからそれに合わせてホイールディスクの外径も決まってきます、今回はディスクの外径を7.3mmにしています。
ちなみにリムの内径は7.4mmリムの外径は10mmですね。

それよりも問題なのは4つしか準備していなかったホイールのパーツですが1個失敗してしまいました。
壊れた物を接着しても元には戻りません・・・絶対に。
なので一つ分キャストして補充しておきましょう。
いつでも簡単に補充出来るのが自作の良い所です・・・(笑)

そうしているうちにレジンが硬化しまして部品がまた一式で来ました・・・あれれ?ドアの内装には気泡が入っていまいましたけどまあこれは使いませんから・・・全く心配は無いですね。
シートも・・・要らないですね。
同じシリコン型を使っていますので要らない部品も自動的に出来てしまいます・・・。

後で追加した部品もまわりを削り取りまして・・・やっと最初の部品に追いつきましたよ。

この真中の大きな穴が邪魔になりますね。
昔のダイキャストミニカーでは太いシャフトが通っていまして見栄えが良くないですからここを修正致しましょう。
中央の穴にレジンの樹脂を混合した物を流し込んでおきます。
ここをポリパテで埋めると後でフライス加工した時に角が飛んでしまう恐れが有りますから同じ強度を持つ物で埋めるのが良いかな~と思います。

レジンが硬化するまでの間他の作業を行います。
ちょっとピントが外れていますけど・・・リムを削っております。
後で磨きの仕上げをしたいので洋白丸棒から・・・削っています。

せっかくリムが完成致しましたので中央のディスクを填めてみました。
意外にすんなりと入りまして少し安心・・・しかもなんか格好が良いじゃないですか。

調子に乗って更に加工を致します。
このダイキャストミニカーのホイールには致命的な欠点が有りまして。
何とセンターハブの膨らみやハブボルトの表現が全く無いのです・・・
オートクリエーションのキットのホイールには僅かに大人しい表現が有りましたが私の作風からいきますと弱過ぎてバランスが良くないのです。
まずはセンターハブの膨らみを再現する為にアルミパイプを植えたいので1.4mmの穴を開けます。

穴を開けたら裏側のミニカーの時のシャフトを固定するボスを切ってしまい真中にアルミパイプを差し込んで接着しておきます。
今まではこのミニカー時代のシャフトの受けを固定の為に使っていましたがこれ以降はこの植えたアルミパイプが持ち手になります。
そしてその持ち手をチャックに固定しましてホイールボルトの穴を開けます。
加工はいつもの様に割り出し円テーブルで行ないますと奇麗に分割する事が出来ます。

ホイールの製作Ver.2

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本日は夕方から町内会の役員会がありまして副会長としては欠席する訳にもゆかず・・・出席。
年度末なので色々と決算についてのお話で帰宅も遅くなってしまいました。
よって、すっかり更新が遅くなってしまいました。

今日は朝から天気が良く気温もぐんぐん上がりまして、畑にジャガイモを植えておきました。
ふと,タマネギ畑を見ますと雑草が・・・翠の絨毯を敷きつめた様になっていまして思わず草取りを開始致しました。

中庭を見ますと先日までイソヒヨドリが来てパンの耳をついばんでいましたが今日からはスズメが帰って来ました。
昨日まではパンの耳を置いておいてもなんの反応も示さなかったスズメですが,今日からはいつもの様に餌台に来ています。
何ででしょうね??
昨年の米の収穫が始まる前頃からCafeの餌場には集まらなかったのですが,これは田んぼに十分に米が有るからでしょうし無理して人間に近づく危険をおかさなくて良い訳なので納得出来るのですが。冬の間は食べ物も少なく餌場に集まると思っていましたが冬の間は全然来なかったですね。
どこか旅に出ていたのでしょうか??スズメは渡り鳥じゃないんですが・・・どうもわからないですね。

さて製作ですが今日もホイールを作ります。
昨日穴を開けたホイールディスクですが、今日はミニカーのときのシャフトを支える裏側のボスを削りました。
これでペラペラの板になってしまいました。
この状態でも結構強度は有りましてそうヘナヘナしている訳ではありません。

このままではチャックするのも困りますからセンターハブの出っ張りを作る為にアルミのパイプを差し込んで接着致します。
この裏側にパイプを出しておきまして次からはチャッキングをする場合はこのパイプを使ってチャックに固定致します。

実車を良く観察しますとホイールナットの穴の周りにホイールボルトを取り囲む様に丸い縁が付いています。
ミニカーのホイールではこのホイールボルト自体が省略されていますのでこれもアルミパイプを差し込んでこの縁を作ります。少々歪ですがこの後削って合わせますので今はきちんと接着する事が大切ですね。

リューターで回しながら出っ張っているアルミパイプを削ってゆきます。
リューターで回しているのでペーパーを当てておくだけで削れますからそう難しい物では無いですね。

いよいよちょっと難易度の高い作業です。
半月状の部分に穴をあけてやらないといけないですね。
この半月状の部分には実車では穴が空いています・・・ただフラットブラックで塗る方が強度は高いのですがちょっと臨場感が無いですね。
まず最初に細かなドリルいくつか穴をあけてナイフで切ってつなげます。自分の指を切らない様に注意は必要ですね。

奇麗にカットしたら少しだけ残っている段をペーパーで仕上げておきます。
同じ企画で4本仕上げるのはなかなか大変ですな~!
でも何とか4本仕上げまして・・・

ホイールリムに嵌めてみます・・・まあ良い感じかな。
(本当はまだ満足しなくて数日後にやり直しになるんですが・・・今は内緒です・・・笑)

このホイールは2ピースか3ピースでしてセンターディスクの周りにはピアスボルトが付いています。
ミニカーのホイールにはその部分も全く表現されていないので、せめてピアスボルトの付くリムのフランジ部分だけでも作っておいた方が良いかな~と言う事でリムと同じ材質(洋白)で作りましょう。
洋白板をハンダで6枚程重ねて固定致します。
その板を真鍮丸棒にハンダ付けしておきます。
いつもの様に重ねておいて同じ物を何個か作ろうという事ですね。

外径はホイール内径と合わせておきます,内径はこの厚みに部分に0.5mmの穴を開けられる様にしておきますね。
今回は厚みが0.8mmに設定しております。

割り出し円テーブルで穴をあけてゆきます。
ピアスボルトは20本の設定です・・・実車では22本のようですが1/43で22本にするとかなり本数が多く感じますので1割引してみました・・・。

穴を開け終わりますとこんな感じです。
さすがに割り出し円テーブルですね・・・奇麗に割り付けをする事が出来ますね。

ハンダゴテを当てて分解致しますとこんな感じに同じ物が出来ますね。
但しまだハンダが沢山付いていますのでこれを掃除しなければなりません。

削って組み立ててみました。
ピアスボルトの部分が有るのと無いのとではかなり感じが違いますね。


これでも実は満足出来なくてね~、一応磨いて最後まで製作はするのですが・・・。
もう一セット作ってみようかと思っているのです・・・。

ホイールの製作Ver.3

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今日も良い天気でした、気温は16度と言われていましたがそこまでは上がっていない様な気がしますが・・・。
こんな時は外で畑仕事が進みます・・・と言いたい所なんですが本日から数日間次男が帰って来ていまして外の仕事を手伝ってくれる事になっております。
・・・なっておりますと言うのは実はJRの青春18切符を使って福岡から普通電車で帰って来たらしく疲れてクタクタになっていたらしく寝坊をしてしまいまして朝の時点ではまだアトリエに到着していなかったのです。
まあ学生の春休みという事も有りますので少し大目に見て叩き起こす事はしませんでしたが・・・(笑)

それでもお昼頃になって自宅から7km程をママチャリを使って到着しました。
午後からはブルーベリーの植え替え作業をしてくれました、夕方になって涼しくなってきましたのでまた来た道を自転車で帰ってゆきました、まあ今日はやり方を説明する為に一緒に作業を致しましたが、明日からは一人でやってくれるかな・・・!?
まだ後2年間仕送りが必要な状況なので・・・彼も機嫌取りで一生懸命なのかも・・・(笑)
でもやってくれるのは有り難い事ですね。

そうそう私のアトリエの中庭の状況が皆さんにはわからないですよね。
先日Googleマップを見ていたら少し前まではバラ園が整備されていない航空写真が写っていましたが今日見ましたら最新のバラ園を整備してからの航空写真になっていました。
もしお暇がありましたらGoogleマップを出してブログの上側の住所を入れてみて頂けると最新のStudio_Rossoをご覧頂く事が出来るはずです。



さて製作の方ですがウ~ンどうも気に入らないホイールを作っています。
せっかく作ったのですから最後まで作ってから判断をしようと考えているのですが・・・どうも無駄な仕事をしている様で気分が冴えませんね~。
ホイールのリムを磨いております。
綿棒をリューターに固定致しまして研磨剤を付けて磨きます。
意外と簡単にピカピカになります。

フランジの部分はアルミ板に瞬間接着剤で仮に固定しておきましてバフをかけて磨きます。
こちらもピカピカですね・・・。

リムの方は研磨剤を完全に落とす為に洗剤で洗います。
水を切って乾かします・・・
なぜか水が付いたままにしておきますと水滴が付いている所が白くなってしまいますから拭いて乾かしています。
リムの裏側も当然の様に磨きましたよ。

バフで磨いたフランジはアセトンに浸けて瞬間接着剤を溶かしましてアセトンから引き上げてウェスで拭き取りました。
これもそのままにしておきますと接着剤の成分が悪さをするのか白くなりますね。

4つともホイールが完成致しました。
確かにホイールは完成しただけでは良し悪しの判断は早過ぎますね。

ホイールはボディに組付けられて初めて判断が出来るもの・・・ですね。
だからボディに組み付けてみました・・・。

後から見ます・・・大きさ雰囲気ともどこが良くないのかおわかりにならない方が多いかもしれませんね。
ミニカーの雰囲気をよく引き継いで、しかも実車のディティールも持ち合わせている様に見えますね。

ウ~ン、ホイールの件はちょっと考えましょう・・・少しお時間を頂きます。

さて、この時間何もしないのはプロの時間の使い方としては良くないでしょう・・・
ホイールの問題は少し置いておきまして内装を進めてみましょうか。
ドアの内装は余り画像が多くないのですがそれでも何とかわかります。
ミニカーではドアの内装はかなり省略した物になっていますのでオートクリエーションのキットから複製をしておきました。
削って製作中のボディに合わせる事に致します。

ドアの内装を作る場合問題になってきますのがダッシュボードとのバランスですね。
ミニカーの物はコピーする程の物じゃないのでこちらもオートクリエーションの物をコピーします。
ただこのダッシュボードは左右の幅が不足しておりまして何とか拡大しないと使えません。
幸いにも先日ホイールのディッシュ部分を旋盤でミスした時に追加した部品の中にこの部品が有りましたのでその中央部分をカットして使います。
まずは使うべきダッシュボードを真中でカット・・・

大きく気泡の有る追加の部品ですがこのダッシュボードの気泡の無い中央部分を3mm程カットして間に入れて接着します。

多少隙間は有りますが何とかつながりましたね。

今度はダッシュボードの取付け位置ですが、オートクリエーションのキットでは余りにも前過ぎましてシートとかなり離れてしまいます。
実車の画像を観察しますとダッシュボードのメーターパネルがAピラーの後側の位置になっています。
その位置にダッシュボードを付けますと3~4mm程もボディと間が開いてしまいます。
なので、ガイドの代わりにプラ板を挟んでパテのベースと致します。

ダッシュボードからFウインドウの下側にスムーズにつながる様にパテを盛ってゆきます。


シートの後側の画像が無くてなかなか難しいですね・・・
シートの後側はエンジンルームなんですがこのボディの様に余裕は無いと思います。
恐らくエンジンがシートのすぐ後側まで迫っていてルーフがは入るだけの隙間しか無いんじゃないのかな~と思っています。

コクピット内の製作Ver.1

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この所良い天気が続く山陰です。
今日は最高気温が21°とか言われていましたが・・・何度有ったのでしょうか?
かなり暖かかった事だけは事実ですね。
まだ冷え込む日も有るでしょうけれど春が近い事だけは実感出来ます。

少し前にこの夏くらいまでのミニカーベースの製作が3台有るとかいておりましたが、最近はそれらを机の上に出して検討しています。
どの様な構成にするのかと言うのはなかなか難しい物でして、ダイキャストミニカーとレジンのミニカーでは作り方が全く変わってきますから・・・
なかなか難しい・・・どこを厚くしてどこを薄くするのか・・・またそれは原型の段階でした方が良いのかそれともキャスト時には厚くしておいてキャストの流れを優先しておいて最終組立てで薄く削いでゆくのか・・・。
いろいろと考える事が多いですね。
3台有りますがそのどれも構成が違ってきますから・・・大変なんですよ。
まあ今のレインボウをご覧になっていてもご理解頂けるでしょう・・・(笑)


さてそのレインボウ・・・今日はコクピット内のディティールを追加してゆきましょう。
シートやドアの内装などはだいたいわかるのですが・・・もっと根本的な部分がわからないのです。
それはシートの後側の構造なんですね。
配置を考えてみますと真横から見た場合リアホイールのすぐ前付近がリアウインドウの位置になっています。
いくら前後長の無いV8横置きエンジンと言っても前側のバンクのエキゾーストはこのスペースでは収まらないはずでして、エンジンルームは一部コクピット側にも出っ張っているはずです。
しかもエンジンの前の床下にはガソリンタンクも収まっているはず・・・重量配分に影響の少ない部分にガソリンタンクを置くフェラーリの特徴ですね・・・間違ってもポルシェの様にフロントフードの下には入れないのです。
わからない部分は後回しにしておきましてサイドシルを3mmのプラ棒から作ります。
このレインボウという車ですがベースはフェラーリ308と聞いていますが、室内の画像を観察する限りベースになったのは308GTSの様ですね。
このGTSはルーフがデタッチャブルトップになっていまして外れるのですが、この強度が無くなったルーフの代わりにサイドシルが大きく補強してあります。
ドアのラインは意外と下まで有りますが内側のサイドシルが高く持ち上がっていまして乗降りは意外と苦しい(笑)
私も328GTSに乗っていましたからこの部分の事は理解済でして・・・ドアは下から開くのにね~と思っていました。
内側への張り出しも意外と大きく取っていましたね・・・。
でも強度は足らなかったです・・・ルーフを外すとボディ全体が少し捩じれるのがわかりました。
レインボウはGTSと同じく屋根が後に収納出来ますから強度を保つ為にはGTSベースの方が都合が良かったのでしょう。
前置きが長くなりましたがサイドシルをGTS風に大きくしてみました。

ドアの内装はボディの内側に貼付けたいので他の部分の厚みを考えなければなりません、ドアの後側の内装を0.8mmのプラ板で組みました。
これでドアの内装を付けても面が揃うんじゃないかな~。
後側も必然的にプラ板で補強をします。

ボディに嵌め込みますとこんな感じになります。
しかしこれではエンジンルームがコクピット内に延びて来る部分が無いんですよね~。

同時にダッシュボードも直しておきましょうか・・・
ダッシュボードとドアの内装はバランスが有りますから同時に仕上げないといけないですからね。

ドアの内装も合わせてみましょう。
だいたい良い感じですね。

床板も付けて反対側のドアの内装も付けてみました。
かなり良い雰囲気になってきました・・・。

実車の画像が無いのでこんな場合はオートクリエーションのキットを参考にしてみますとシート後側はルーフの収まるスペースを残してエンジンルームが迫っている様ですね。
私のGTSも同じ様な感じだったと思いますのでこのスペースのサイズは大きく変わらないと思われます。
両サイドの内装を少し残しましてこんな感じに箱組致しました。

ボディに填めてみますとこんな感じですね。

このままではただの箱です。
実車のエンジンフードの中央に台型の膨らみが有るのを覚えていらっしゃいますね、この膨らみはただのデザインでは無くエンジンフードを低くしたかったのでエンジンのキャブレターのエアークリーナーをクリアする為の膨らみなのです。
ですからリアウインドウまでのサイズでは収まらずコクピット側にも出っ張っているはずでして、実際にオートクリエーションのキットではそれが再現されています。
この台型の膨らみと同じ物を作るのはなかなか至難の業・・・ですが。
丁度良い事に失敗したボディが有りましたね・・・あれから切り出して使いましょう。
これなら形状はピッタリと同じはずです。

バルジの前後長が少しだけ長いので後側のエア抜きの有る部分をカットします。
こんな場合は薄刃の鋸が活躍しますね。

内装側の膨らみはカーペット仕上げなので角を落としまして全体に柔らかい感じを出しておきます。

先ほど作った内装に取り付けますとこんな感じ・・・
プラとレジンですので耐久性は低くなりますが・・・どうせ後でレジンでキャストしますので大丈夫でしょう。

細かなディテールはわからないですがこんな感じになりました、大きく違う事は無いと思います。

次はセンターコンソールやシートなどを作らないといけないですね~。


Model Factory Hiro 1/12 Ferrari250GTO 1962 Sarthe 24hours Ver.A

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この所なかなか魅力的なキットをリリースされていますモデルファクトリーヒロさんから1/12のフェラーリ250GTO1962が発売されました。

1964年式の250GTOのキットが発売されたとき恐らく1962年も出て来るのではないかと思われたと思います、また1964年式が発売された時に何故64年なんだ?1962年を出せば良いのに・・・と思われた方は多数いらっしゃったと思います。
また1962年モデルだろうから・・・と貯金を始めた方を私は知っていますが、皆さんいろいろなかたちで待っていらっしゃったのではないかと思います。

そのキットがついに発売されました。



今回は部品の点数が多いので2回に分けてご紹介をいたしましょう。

私も少し考えましたが・・・
取り敢えず中身を見てみないと買って良かったのか良くなかったのか決められないので取り敢えず買ってみました。
今回は結論を先に書きましょう。
このキットは買っておくべきキットであると思います。
「どうせ作れない」とか「積んでおくだけになりそう」とか意見はいろいろ有りますが、中身を見た私は買っておくベきキットに一票を投じましょう。
私はメーカーの回し者でも何でもありません。
キットの中身のご紹介は可能な限り正確な判断をしてゆきたいと思います。
さて皆さんが一番気にされているであろうボディです。
材質は1964式と同じでウレタン樹脂ですが少しねじってみますと1964年式は比較的柔らかかったのですが少し強度が上がっている感じがします。
ただこれは開口部が比較的小さいボディ形状も影響しているかもしれませんがコンマ何ミリかボディが厚くなっているのかも・・・定かでは有りませんが少しガッチリとした印象ですね。

このノーズの先の印象には賛否両論有るかと思います。
上側の角が少し角張っていると思いますし出っ張っているという意見も有りましたね。
インテークの上下寸法も少し大きめ・・・かな?
しかしこの部分の形状は作り手の数程正解が有ると思いますので作られる方が自由に加工出来る無難な物と言っておきましょう。

シャーシの部品自体は1964年式の物を出してきて確認しましたがと全く同じ物でした。
本来ならシャーシは重量物であるエンジンなどを支える為にメタルで造って頂きたかったのですが・・・一説によるとヨーロッパなど海外での販売が円安の恩恵で!?好調なので重量が増すメタル製のシャーシは見送られたらしいですね。
本当かただの噂なのかわかりませんがもっともらしく聞こえます・・・(笑)

ドアの部分の開口部はこのウレタン樹脂のパーツを使って補強される様な構造ですね。
この部品は62の専用品ですね・・・まあボディが違うから当たり前ですが。

ダッシュボードも1962年の専用品でよく見慣れた形状ですね・・・。
メーターパネルなどもエッチングで準備されていますので心ゆくまでディティールアップが出来そうですね。
ちなみにVer.AとVer.BはLHD(左ハンドル)Ver.CはRHD(右ハンドル)になっています。

タイヤはちゃんとしたゴム製です。
トレッドの表現も素晴らしいですね,サイドウォールの形状も十分ですね。
これ以上言うなら自重変形タイプが必要になるかも・・・(笑)

こちらが今回の目玉ですね・・・
タダの線ですが・・・ステンレスか洋白なのかよくわからないですが、ワイヤースポークホイールのワイヤーですね。
前回の64ではこのスポークがニップルを含んだ形状でメタルの鋳造品でした。
数は十分に有りますから・・・と注意書きが有ったのが笑えました・・・。

今度の62GTOはアルミ製の挽き物のホイールリムを採用してありましてこんな感じです。
前回の64では挽き物の原型をメタルでキャストしてメッキをかけた物だったのでその質感は段違いに良いですね。
そうそうこの度64の在庫も無くなってしまいまして再生産をする時にはこのアルミ製のホイールが付属するらしいので値段が62並みに上がるらしいですよ。
僕は値段が上がってもこのホイールの方が良いですね,作り直すとしてもこの値段の差では作れないですからね。

ただしスペアタイヤはこんな感じの簡略型ですちょっと残念かな~。
ここまでこだわったのならこれも同じホイールを入れて欲しかったな~オプションか別売りで準備してくれると嬉しいな~。

エッチングの部品はこんな感じです,四角なパーツはラジエターですがまあ十分な質感でしょう。

コチラが反対側に同梱されている物ですね。
この中で気になったのはドアの内張りです。
ここは端の方に有るリベットを再現する為に内装自体がハーフ(エッチングで半分の厚みになっている)になっています。
しかもここはアルミの質感が欲しいのでアルミで作り直してリベットを打つでしょうね。

開発途中で画像が公開されていたのがこのマフラーエンドですね。
何とサイド部分に菱形の穴が空いています・・・。
今までどこのメーカーもこの表現を省略していましたね。
やられた~って感じでしょうか・・・(!)

メタルのメッキを掛けた部品です。
テールランプなどのベースもこれかな・・・?

新しい試みはここにも有ります。
64の時にも試行錯誤していたウインドウの枠とライトカバーの枠ですね。
真鍮エッチング製にハンダを盛って削りなさいと言われていたり色々だったのですがどうしてもヒロさんは少し丸い断面を持ったウインドの枠を再現したかったんですね。
この部品はアルミ板をワイヤーカットした物でしょうか・・・結構な厚みが有りますね。




本日のご紹介はここまで,残りは後日ご紹介したいと思います。

このキット当店でもお取り扱いしております。
ご希望の方は、お値段をお問い合わせ下さい。
(もちろん発送もいたします)

Model Factory Hiro 1/12 Ferrari250GTO 1962 Sarthe 24hours Ver.A 続編

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このブログの最近入手したキットのご紹介で2回に分けてご紹介したのは初めてですね。
まあそれくらい部品点数も多いと言う事ですね。

昨日に続き早速ご紹介を続けてゆきましょう。
ライトレンズなどの透明な部品はこの袋に入れてあります。
このスケールになりますとレンズはレンズカットが入れてありましてしかもどこかの座像で出ていた様な実車のレンズカットに近い物であります。
これもまた余り精巧に作ると版権などが発生するのでしょうか・・・などと少し心配になりますね。
今までここまでの再現をしてあった物を見た事が無いですね。
タミヤの934などはどうだったのか・・・良く覚えておりませんが記憶に無いという事は一般的なカットだったのでしょう。

同梱されているのは挽き物部品やステアリングのグリップの部品(光造形でしょうか)が入っていますね。
よく見ますとファンネルもここに有りますね。
当初は光造形の部品が沢山使用されていた(例えばポルシェ917LHなど)のですが最近のキットには少なくなったですね。
まあこれはどちらが良かったのかという事では無く多分質感の問題が有ったのでしょうか、例えば半透明なポルシェのエンジンのファンのまわりはこの素材がピッタリの様ですし917LHのリアの下側のFRP製の部品の表現はなかなか良かったと思います。
250GTOにはそうした部分が無かったのかもしれませんが・・・それにしてもステアリングのグリップをこれで作ったのは何故なんでしょう?
本物のウッドをレーザーでカットして使ったらピッタリだった様に思いますが・・・グリップの凹凸は自分で削るとしてもね。

バキュームの部品は何も言う事が無い程奇麗に加工されています。
熱し過ぎて表面にディンプルが出来る事も無いですね。
ただこのスケールでバキュームが最良なのか検証は必要になって来るかもしれませんね、それだけ他の部分が良いのです。

いよいよメタル部品です。
メタルの部品は4つの分けて箱の底にビニールにパックして入れてあります。
重量の有る部品が発送時に踊らない様にとの配慮ですね、海外に発送する場合はこれくらい気を使わなければなりませんよね~。
なかなか大変な事です・・・ちなみに私の64GTOの物は両面テープが剥がれて箱の中で踊っていましたけどね。
他の部品とは段ボールで隔離してありましたので全く傷は付かず大丈夫でした。
だから62の250GTOが来るまでこの様な梱包だとは知らなかったんです(笑)
まず1個目
エンジンやリーフスプリングが見えますね。
リーフも自分で作ってみたいですね・・・

2個目
パイプのフレームの一部やブレーキディスクですね。
これらを組む場合に少し前に買ったヘインズのマニュアルは役に立ちそうですね・・・

3個目
ビニールが光っていましてちょっと見難いですがボンネット(なんとメタル製!)エキゾーストサイレンサー、フレームなどが入っています。

続いてデカールです。
いつも1/43のデカールを見ていますと何と大きなデカールでしょう・・・!!
タイヤのメイクはダンロップの様ですね、反転式のデカールになっています。
まあこの方がニスの部分が無いので良いんでしょうね。

インストの一部です

エンジン組立て編ですね
この辺りは64のGTOと同じですね。
大変贅沢な事にもう珍しくない・・・(いやいや失礼しました・・・笑)

シャーシの下にエッチング製のパネルが付くのですが底にこの様なスペーサーが付く様になっています。
当然ながら実車には有りませんがやはり重量が重いので下がってくるんでしょうか・・・。
64にも有ったのかな~??

これだけのキットですとさすがに訂正も入ります、全部を完全に・・・と言うのはもはや無理なんでしょう。
これを見ますと作る方も少しぐらい失敗が有ってもリカバーさえ巧くいけば良いのかな?(笑)

今回キモになっているホイールの組立て編です。
いっそう実車の組立てに近い事になっています・・・!


これでModel Factory Hiro 1/12 Ferrari250GTO 1962 Sarthe 24hours Ver.Aのご紹介は終わります。
もう一度書いておきましょう「このキットは買いのキットです』懐に余裕が有っても無くても買っておいた方が良いと思います。
今まで有りそうでなかった車種ですよね、世界中のメーカーが避けていた!?ものではないかと思います。
それが堂々と出てきたのですからしかも国産でね。
お金さえ払えばいつでも入手出来る幸せな環境に有るのですから・・・

多分4月にも良いキットが予定(あくまでも予定です)されております多分ミッドシップで12気筒を積んでいる最高に美しい車です。
250GTOを買ってその上で4月末までに9万円程貯めておきましょう(笑)
皆さんの健闘を期待しております。

ホイールの製作Ver.4

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本日の山陰も昨日に続き雨が降っていました。
そう大降りにはならないのですが、シトシト降り続ける感じですね。
そんな中この数日少し暖かかったので玄関前に持って来ている椿の花が満開に咲きました。
この椿は3年前に切り花として頂いたのですが椿の花が終わったので家内が捨てようとしたものを私が挿し木したものです。
この時には椿は挿し木でつくとは知らなかったのですが余りにも奇麗だったので捨てるのなら・・・と言う事で試した物です。
2本の椿の枝を4本に切り分けて鹿沼土に挿しただけだったのですが・・・いつまで経っても葉が落ちる様子が無かったので成功を確信致しました。
2年後に少し大きめの鉢に植え替えまして今に至ります。
昨年も小さいながら莟をつけていましたが樹勢が弱かったのか莟のまま落ちてしまいました、その後肥料をやって育ててきましたが今年は勢いも良くなったのか全ての莟が無事花が咲きました。



さて製作のご案内ですね。
今日からは先日気になっていたホイールを作り直しておきます。
実車ではこんな感じなんですよ。
こちらがフロントですね。

こちらはリアです・・・

如何ですか?
違いがわかりますか?
よく見ますとホイールのディッシュとリムの間に一段斜めの部分が有りますね。
ミニカーにはこれが無いのです・・・リムの所にいきなりディッシュが有る構造なのでディッシュが大きいのです。
つまりホイール全体の外径を大きくしない限りこのディッシュをこのまま使う訳にはゆかなくなってくるのです。
しかしご依頼者様のイメージはあくまでもこのミニカーのイメージなので最初に作ったホイールでもOKかもしれませんが最終的に両方作って雰囲気の良い方を選択して使用する事に致します。
まずはリムの作り直しからですね。
リムと斜めの部分そしてディッシュを支える部分などの寸法を見直してゆきます。
見直しで寸法を設定出来ても実際に作れない物では仕方が有りませんのでリムを作ってみます。
ディッシュの外径は7.0mmというのがディッシュのデザインを今のまま使った場合の最小直径になります、これ以上小さい場合は中心の真っすぐな部分を作り直す必要が有るという事になります。
まず中央にセンタードリルで小穴を開けます、これが6.5mmのキリを振れない様にする下穴になります。

キリは6.5mmのドリルを使います。
ディッシュの外径は7.0mmですから0.5mmの寸法でディッシュを固定する事になります。
円周状の0.25mmの縁にディッシュが乗る事になりますね。

次はリムの一番外側に有る小さな凸部分を作ります、使うのは中グリバイトという奴ですね。
高さは0.1mmです。

斜めの部分は9.0mmのキリでさらってゆきます。
深さを合わせるのがちょっと大変ですかね~それでも何とかやりました。
送りの量をダイヤルで調整すれば何とかなりますね。

一応リムが完成致しました。
どうでしょうか??
ディッシュの外側に斜めの部分が追加されていますね。

しかし、ディッシュの外径がこれでは7.0mm取れない事が判明しまして少し削り直しを致します。
内径は少し広がっているのがわかりますでしょうか・・・
リム/ディッシュのバランスをもう一度検討致しました。

リムが作り直しになりますと中心のディッシュも作り直さなければなりません。
かなり面倒な事ですが・・・自分が満足いかない物を出す訳にはゆかないのです。
もう一度ミニカーのホイールをキャスティングし直しておりおます。
自家製の部品ですから簡単に作り直せますね。

十数分で脱型出来ます。
早い!早い!!

センターディッシュのまわりの部分、つまり外周部分を規定の通りに削りますと細い部分は無くなってしまいます。
なので替わりにABS樹脂で作り直しておこうという事になりました。

外径はきちんと出したいのでホイールの内側に填めてみました・・・
これが使えるか使えないかの境目になります(笑)
入らなかったらもうちょっと削ればOKですね。

幅を1.0mmでカットします。
バイトの厚みが0.6mmなのですがこの部品の厚みは1.0mmになっています。
両面にカエリがついていますのでペーパーで削って仕上げますよ。

先程削ったリングですがホイールリムの内側にピッタリと収まります・・・ちょっときついかな~。

ディスクの厚みを1.0mmにしたかったので表面を削って寸法を合わせてみますと肝腎な部分のモールドが無くなってしまいました・・・ちょっと削り過ぎましたね。
と言う事は裏側を削って寸法を合わせてやらないといけない訳ですね。
裏側は削り難いのですよね・・・・。

厚さを合わせるのは後にして外周を先程作ったABS樹脂のリングの内径に合わせて削ります・・・これくらいで丁度良いはずです・・・。

1個失敗してしまいましたので今の内にレジン製のホイールを作っておかなければね~、やっぱり自作だと楽ですね(笑)
キャストしておきました。

先程削ったディスクをリングに合わせてみました、皮一枚でスッキリと収まりました。
なかなか良いですよ。
この様な作る方をする場合に一番問題となるのは半月状の部分が小さくなってしまう事ですね。
ホイールディスクを小さくすれば小さくするだけ半月状の部分が小さくなって違ったホイールになってしまうのです。
そのバランスが難しいのです。

さてここで本日の製作時間が無くなってしまいました、この続きはまた明日のお楽しみとなります。
明日はこの続きで作り直したホイールの完成まで御案内出来れば予定通りなんですが・・・頑張りますよ。
ではでは~

ホイールの製作Ver.5

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朝方まで雨が降っていたのか芝生が濡れていまして中庭での作業は難しい様です。
植え替えの作業は進めてやりたいのですが・・・なかなか進みませんね。
天気が相手の仕事ですから有る程度は仕方が無いでしょうね。

さて行きつ戻りつしているホイールの製作ですが、今日は何とかしたいですね。

昨日新たにキャストしたホイールはレジンが硬化しましたので脱型しました。
また多少気泡が有りますがどうせ削ってしまう部分なので全く心配は有りませんよ、バリバリ製作を進められます。

少し画像が飛んでしまいますが・・・まあ重複する部分も有りますから・・・しかもあまり変わった事をしていない部分なので大丈夫でしょう。
ただし寸法はかなり変化していますけどね。
中央のミニカーらしい凹みは埋めています。
一つだけ半月状の部分が折れてしまいましたが、どうせこの部分はこの次の段階で削ってしまいますから・・・

センターに1.4mmの穴を開けるのも今まで通りです。
穴が大きく見えるのはディスクの外径が小さいからですよ(笑)

今回センターの穴を埋めるのはレジンではなくポリパテで行なっています。
ポリパテでも完全硬化すればこの様に欠ける事無く奇麗に穴を加工する事が出来る事がわかったからです。
今回の様に容量が少ない部分にレジンを流しますと硬化反応が良くなくて硬化不良が起きる事が有るからでして、どの素材を作る方が良いのか難しい物ですね。
ただしポリパテを使う場合レジンの表面をかなり丁寧に脱脂しておく必要が有りますね。
シリコンが残っていますとキリを当てた途端にポロッと外れてしまうのです・・・。

次は割り出し円テーブルと頂き物のフライスでホイールボルトの穴を開けます。
以前は外径1.0mmのアルミパイプを入れる為に1.0mmの穴を開けていましたがホイールディスクの外径の寸法が小さくなりましたからこのアルミパイプのサイズもワンサイズダウンしまして外径0.8mm内径0.4mmの物を使います。
そして肝心なのは穴の位置です、穴の位置を出来るだけ内側に(つまり今開いているセンターの穴に近づけています)寄せて穴を開けます。
これ位近づけてもパテは割れたり外れたりしていません・・・(但し硬化時間は一晩かけています)全く問題ないですね。

先ほど壊れたディスクで感触を確かめましたので他の物も加工を続けます。
何せ数が多いので(予備も含めてですが・・・)手を動かす事が大切ですね。

やっと全部の加工を終えました。

ここにきてディスクの両サイドの半月状の部分をカットします。
薄い部分なのでナイフでカットすれば簡単に加工は出来ますが、切り口はペーパーで削って仕上げておく事が必要ですね。
この一手間が大切かな~
円周をせっかくカットしたのでここのペーパーがけが出来るのですから・・・ね。

円周部分をカットしたら新しいリングを接着します。
一見最初作ったホイールの物と同じ大きさに見えますが今回のはかなり小さいですよ・・・
それはリムの段の部分が一段有りますからね~調整をしながらバランスを取るのはなかなか大変なんです(笑)

センターのパイプを取付けます。
平たく言えばまあ差し込んで接着すれば良いのですが垂直は出しておかないと車体に付けた時に良くないですよね。
木片に穴を開けてパイプを刺しておきましてディスクを板に密着させて接着すると垂直が出ますね・・・
よく見ますと刺した穴のまわりが掘り下げてありますでしょ?
この凹みは接着剤が流れない様になんですね・・・・。


本日はどうやらこの辺りで時間切れとなりそうですね、お彼岸なのでお墓に参ったりいろいろ忙しかったり致します。
本当なら昼間に行くのですが仕事中はなかなか抜けて行けないのですよ。

ホイールの製作Ver.6

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今日も屋外は大変暖かく過ごしやすい気候になってきましたね。
朝は1/12のフェラーリ250GTOをご注文頂いたお客様がおいでになりまして「老後の楽しみだ」と言いながら喜んで持ってお帰りになりました。
確かに良いキットなので模型を趣味とされているなら一家に一台は・・・(笑)
老後に作れるのか(老眼が出て)保証は有りませんが・・・
僕も沢山のキットを積んでいますので大変心配ですがうちは息子がいますので何とかしてくれるでしょう・・・(笑)
その後中庭のブルーベリーを3本植え替えまして中に入りますとランチの時間はとうに過ぎてしまいましてティータイムが始まりそうな時間になっていました。
それでもやっておくべき事はやっておかないと気が済まない性格?だからこれで安心して製作が始められますね。

と言う事で制作開始です、昨日はセンターのディスクを削り終わりましたから細かなディティールを追加してゆく事になります。
本日最初の作業はホイールボルトの穴の縁を作る為にアルミパイプの植え込みですね、ついでにセンターのハブ部分も植え込みます。
このハブですがここからの加工をする時の持ち手にもなりますので重要ですね。

早速ですが持ち手となるアルミパイプをリューターに固定して回しながら削ってゆきます。
この作業は今まで通りです。
唯一違うのは最初に作った物はセンターハブの部分は少しだけ飛び出した状態に削っていますが今回はセンターハブは最終的に挽き物を作って取付けますのでホイールディスクに対して面一になる様に削っています。


ここまで作りますとついついやってしまうのがリムへの組み込みですね・・・
こんな感じですがいかがでしょう?

ちなみに最初作ったリムと比べて小さくなっていると書きましたが・・・ではどの位小さくなっているのかと言いますとこんな感じですね・・・
左側が最初に作った物、右が今回作った物ですね。
見た感じでは新しく作った物は縁が黒のせいも有りましてそう変わりが無い様に見えますが、半月状の穴の大きさを比べますと少し小さくなっているのがわかります。
またホイールをとめるボルトの配置が中央よりになっているのでホイール全体は大きく見えるのかもしれません。

次は3ピースホイールの為のフランジを作ります。
そう言えばこの方法はスカラさんが作っていらっしゃった方法ですね・・・Mr.クラフトのモデラーさんだったスカラさんの作品は何度かショップで見る事が有りましたがなかなか素晴らしい出来でしたね。
今はどうしていらっしゃるんでしょう?一度お会いしたかったですね。
この方法を使う時にいつも思い出します。

ところがスカラさんの様に巧くいかなかった・・・
少し位置がずれていた様でしてよく見ますと位置側にドリルの穴が貫通してしまいました。

結局今日は失敗続きでして・・・いつもなら一度でだいたい成功するのに、3つ失敗をしまして4つ目でやっと完成・・・と言うか成功しました。
何と言う事でしょう、材料と時間を無駄にしてしまいました。
次に成功する勘所をつかめれば失敗も失敗にはならないのですが・・・何となく完成しただけでは完成とは言わないんだよね・・・このミスから何かを掴まないとね・・・。

よく見ますと今までと違う部分が有ります
そうピアスボルトの穴が0.5mmから0.4mmになっています。
フランジの直径も少し小さくなっていますのでピアスボルトの穴が今まで通りですとフランジの幅が目立ってしまうんですよ・・・、ですからピアスボルトの穴を0.1mm小さくしてフランジを薄く見せる工夫をしている訳ですね。

フランジを熱したハンダゴテを当てて分解致します。
ペーパーで磨きまして余分なハンダを落としましたらバフをかけます。
もちろんそのまま手に持って磨きますとバフに蹴られて曲がってしまいますから真鍮板に接着してバフをかけています。
この辺りはもういつも通りですね。

リムもついでに磨きをかけております。
ピカピカですね~
リムはやっぱりこうでなくっちゃね~!!
センターディスクを接着する前に脱脂をしておきましょう。
バフをかけると磨く為のコンパウンドを使う訳ですがこれの中にワックス分が有るのです、だから脱脂は必須ですね。

バフをかけたフランジですがアセトンで分離しますとこの様な状態になります。

部品が揃ったら・・・やってみたい事が有りますね(笑)
仮組で~す!!
フランジのまわりに斜めの段が一段有るのがわかりますでしょうか?
実車の画像を観察しますとこの様な形状になっている様でして・・・多分実車がこの様になっていればこっちの方が良いですよねKさん?

先ほどのは仮組だったのですが・・・
出来が良かったのでこの部分はクリアーボンドを使って組立てました。
クリアーボンドを使ったのは後で分解してディスク部分を塗装しないといけないからですね。

もう一度・・・
左側が新しく作ったもの、右側が前の物ですよ。
新しく作った物はホイールボルトを植えた時に出っ張り過ぎない様に穴のまわりが斜めに欠いてあります。
そしてサイズもワンサイズ小さくしていますね。
まあバランスを取るとこの様に少しずつ調整をしてゆく事になりますね。

最後にボディに組み込んでみました。



これでやっと落ち着いた様な気がします、やはり気になる部分はいい加減な事をせずきちんと直しておく方が精神衛生上も良いですね(笑)


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