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本日はまた定休日でした。
この所時間の経過が非常に早い様な気ましますね、年末だからでしょうか?それとも私だけでしょうか??
そんな山陰の今日の天気は予報と全く違う晴れの天気でした。
予報では50%雨だったのに・・・
本日は遅めの出勤でしてアトリエに到着したらもうお昼でした。
こんなに遅く出勤したのは久しぶりですね。
出勤したらすぐにお昼ご飯!?
そしてお昼休憩をして・・・何も働いていないのですけどね。
午後からは軽く仕事を始めます。
本日の作業はバックランプの製作ですね。
バックランプはリアカウルの後ろ側リアスポイラーの下側に左右に1個ずつ付いているのです。
キットのオリジナル部品はアリタリアの時にも書きましたがメッキをしたエッチング板に透明なエポキシ樹脂を盛ったものですが、実はこれが気に入らないのです。
バックランプは透明なプラスチック製なので透明なエポキシ樹脂で作る・・・これは有る意味正しいかもしれませんが、レンズの内側にレンズカットが有りますので透明な樹脂ながらも実際には白く見るのです。
しかもエポキシ樹脂を盛りますと角が出ず丸い感じにしか盛れないのです。
実車では比較的角の出た長方形の形状なのです。
だからエッチングに盛ってあるエポキシ樹脂を削ぎ落としてしまいます。

0.2mmの塩ビ板にナイフの背で線を入れます。
これをカットしてバックランプのレンズを作ります。
塩ビ板に線を入れたのはレンズカットの代わりですね。

先程入れた線が縦になる様にカットした塩ビ板を妻楊枝に仮止めして裏側にホワイトのラッカーを塗っておきます。
透明な塩ビ板の奥にメッキのエッチング板が見えてしまうと質感が違ってしまいますからね。

キットのバックランプからエポキシ樹脂を外したものに上記の塩ビ板を接着します。
ほんの僅かにメッキのエッチング板が見えるのがポイントですね。

フロントのカウルの前方両端に付く水滴型のウインカーですが、キットの部品はエッチング板の凹みにオレンジをさした物でして少し立体感が不足しています。
どうせエポキシ樹脂を盛るのならこの水滴型のウインカーのエッチングに盛ってくれれば良い感じになるのです。
ウインカーのエッチングを裏向きに使いましてエポキシ樹脂を盛っています、たくさん盛り過ぎますと形状が悪くなりますから程々に盛ってゆきます。

次はヘッドライトや補助灯にスチールボールを使ってライトのバルブを表現しておきました。
ついでにフロントのインテークにメッシュを取り付けておきました。
このエッチングはステンレス製なのでコシが強く外れたがりますからエポキシ接着剤で接着してから硬化するまでマスキングテープで固定しておきます。

並行してリアカウルも組み立てておきます。
トランクフードのプッシュボタンはいつもの様に0.8mmの洋白線から作ります。
リアカウルのルーバーも取り付けておきました。

先程作りましたフェンダー前側のウインカーレンズもクリアーオレンジで塗ってから取り付けておきました。

補助灯のレンズを取り付けました。
補助灯はカバーを脱着するので凸レンズは付けられません。
なので0.1mm程度の透明なフィルムをポンチで抜いたものをレンズにしました。

ヘッドライトのレンズは雰囲気重視で凸レンズを再現しております。
と言っても特別な物では無くバキュームパーツの端切れをポンチで抜いてレンズにしました。
カットを入れる場合は裏側から筋彫りを入れますが今回は補助灯とのバランスをとってレンズカットは無しにしています。

リアカウルにルーフウイングを取り付けました。
ルーフウイングのパーツにピンを取り付けてありますので取り付け強度は十分でしょう。

明日はランチアストラトスのアリタリア仕様の方の納品になる予定です。
明日か明後日にはこのストラトスも完成する予定です・・・その次はストラトスの1号車に取りかかります。
塗装に2〜3日かかったとしても巧くいけば来年の1月10日頃までには完成する予定ですね。
本日休日出勤していたら1本の電話がかかりました・・・
1/18メルセデスベンツ280SE1968のミニカーを塗り直して欲しいらしいのです。
大恩の有る方の車らしいのですが少しご事情が有る様でした。
とりあえずご相談を受ける事にしています・・・もう少しお話を伺わないといけませんね。